カンブリア宮殿に「拾う」から「選ばれる」へ、老舗3代目のタクシー革命!というタイトルで日本交通株式会社、代表取締役会長の川鍋一朗さんが出演されます。
川鍋さんが日本交通の会長に就任するまでの経緯をみていきたいと思いますが、創業者の家に生まれ親の仕事を継いだだけの順風満帆な人生かと思いきや、紆余曲折大変な苦労があったそうです。
今回はそんな日本交通の会長である川鍋一朗さんについて見ていきたいと思います。
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川鍋一朗のプロフィール
天と地ほどのえらい差ですわ😂😂😂
MBAもマッキンゼーも関係ない「結果」だけが自分を守る 川鍋一朗日本交通会長 | ブランドコンテンツ – 東洋経済オンライン https://t.co/4jKkRi5C1i @Toyokeizaiさんから
— Silver (@RG500EW) 2017年11月13日
川鍋一朗:1970年生まれ、東京都出身、日本交通の創業者である川鍋秋蔵氏の孫として生まれ、慶應義塾大学経済学部卒業後は海外の大学に留学しMBAの資格を取得します。
その後マッキンゼー・アンド・カンパニー・インク・ジャパンに入社し経営コンサルタントとしての経験を積んだそうです。
いまの経営手腕はこの時の経験が基礎になっているんだと思います、そして2000年に取締役として日本交通に入社し専務や副社長を経験して、2005年に業界最年少の34歳で社長就任を果たします。
しかしこの頃の日本交通は巨額の借金を抱えていたんです、その額はなんとグループ会社も含めて1900億円!
1900億円ですよ! 牛丼が何杯食べれるんだ! いやいやそんなちっさい事では目安にもならん!
頑張って1日1000万円使っても19000日・・・。
52年もかかってしまいます(笑) とにもかくにも凄い額の負債があったんですね。
そんな大変な時期に社長就任なんて、不運としか思えませんが、どうやって立て直したんでしょう?
川鍋社長(現会長)の経営手腕
答えは現場にある
なんだかドラマのセリフみたいですね(笑)
赤字を解消するヒントを見つけるための方法は、徹底した現場主義にあったそうです、川鍋さんは現場にいないと感覚がつかめないと実際にタクシーに乗務します。
様々なトラブルを肌で経験することで改革すべき問題点を見つけることができたのでしょう。
いろいろな案を同時に行ってみる
川鍋さんは、積極的にアプリ、EDS、介護サービスといったプランを積極的に取り入れます。
特にEDSと呼ばれる観光タクシー、サポートタクシー、キッズタクシーの三つの柱からなる新しいサービスはハイヤーで創業した日本交通ならではのサービスと言えると思います。
川鍋さんはアプリ、EDS、介護の3つのサービスを同時に行うにあたって、ダメでもダメージが少なくて済むよう一つ一つのサイズは小さくしておくこと、に気を付けたそうです。
その中から「これは行ける!」というものを大きく育てるということ
結果どうなったかと言えば、介護事業は失敗し2千万円超の赤字になりましたが、残りの2つが成功します、特にEDSは日本交通の代表的なサービスとして定着しています。
机上の空論よりもヒントを探す
全く無いところから新しいものを作りだすことは非常に難しい、机の上でうんうん唸って悩んでいる暇があったら、周囲にあるヒントを探したほうがいいとおっしゃっています。
実際に日本初のタクシー配車アプリも、住所がない花見会場でもGPS機能でオーダーできる宅配ピザのアプリがヒントになったとお話しされています。
既にあるビジネスからヒントを得て、さらにブラッシュアップし自社のビジネスに役立てていく、これもマッキンゼー時代のコンサルタントとしての経験が生きているのですね。
他にも名前を名乗って批判をする意見だけを一生懸命聞く、とか社内の士気を上げるために成功したことは公言すると言った独特の手腕を発揮されてきたようです。
大企業になればなるほど旧態依然の体制に流されて自分の意見や、やりたいことを積極的にできないのではないかと思ってしまいますが。
それでもやりたいことが出来るというのは川鍋さんのお人柄を感じますし、相当の精神力の持ち主じゃないとできない事だと思います。
川鍋一朗の嫁がすごい!
川鍋さんは2009年の10月に結婚されています、そのお相手がなんと参議院議員の中曽根弘文氏を父に持つ文子さん。
祖父が元総理の中曽根康弘氏とくればやれ政略結婚だと騒がれたそうです。
お子さんはおひとりいらっしゃるようです。
まとめ
1900億円の負債を見事解消し黒字転換したのは、その手腕も凄腕もさることながら、川鍋さんの人間性も大きく貢献したのではないでしょうか?
旧態依然としたタクシー業界をマッキンゼー時代のコンサル経験を生かして切り込んだ手腕は見事と言うしかありません。
奥さんが中曽根元首相のお孫さん、お子さんも生まれて幸せ一杯、羨ましいです。
これからもタクシー業界の先頭に立って独特の経営手腕を発揮し続ける川鍋会長に注目です。
最後まで読んで頂いてありがとうございました。