小説【泣くな研修医】の作者である中山祐次郎さん。
小説の『泣くな研修医』はご自身の研修医時代の経験を小説にされていて、また医師として伝えたいことなども小説にされています。
さらに泣くな研修医は小説だけでなく、白濱亜嵐さん主演で4月から実写ドラマ化することが決定しています。
そこで今回は『泣くな研修医』のモデルの中山祐次郎さんについて詳しくご紹介していきたいと思います。
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【泣くな研修医】のモデルは中山祐次郎!プロフィール
没頭してしまい、初めて1日で読みきった本となった。
私が在籍中の鹿児島大学の医学部を卒業した中山裕次郎さん執筆。
医療現場のリアル。ヒトの命。もがきながらも命を預かる医者として立ち向かう。 pic.twitter.com/fFhx8ti7HG— IRORI (@IRORI00329765) September 22, 2020
まずは中山祐次郎さんのプロフィールについて見ていきましょう!
- 1980年生まれで神奈川県出身。
- 外科医・作家として活躍
- 奥さんと二人暮らし
- 好きな食べ物はカレー
- 猫アレルギーを持っている
- 好きな花はランタナ
- 休日は小説を書いて過ごしている
2つ年上の兄がいて、兄の影響で中学受験をし中高一貫の新学校に入学します。
サッカー部に入り部活に励む一方で本を読むことも欠かさず、中でも純文学を好んで読んでいたそうです。
とくに太宰治が好きで将来は物書きになりたいと考えるようになりました。
そんな時、夏休みの宿題で小説を書く課題があったのですが、自分の文章が友達と比べておもしろくないことからすぐに諦めてしまします。
そんな学生生活を過ごし高校生になったある日、新聞の一面にカンボジアでの内戦について悲惨な内容を目にします。
不公平・不平等な現実を目の当たりにし、命について考えるようになり医者を目指すことを決意されました。
そんなきっかけがあって医者になることを目指し、一年の浪人期間を経て医学部に合格。
念願の医師となることができました。
中山さんの医師になるという思いは強く、『苦しむ人を救いたい。人の命に向き合う仕事をしていきたい。それができる仕事は医師しかない』と考えていたそうです。
また、『もう医者にならなければ自分は死んでしまう』とまで感じていたそうで、医者になりたいという強い意志が感じられます。
結果的に医師となり、小説家にもなった中山さん。
二つの夢を叶えられていて、素晴らしいですよね!
なかなかできることではありません。
【泣くな研修医】のモデルは中山祐次郎!経歴が衝撃!
断捨離中
新聞の切り抜き#泣くな研修医 の中山祐次郎先生 pic.twitter.com/zwkZuyQGj3
— ハスママ🌤️ (@hasupon) April 9, 2020
中山祐次郎さんの経歴をご紹介していきます!
成句学院大学高等学校を卒業後、2浪を経て鹿児島大学医学部医学科を卒業。
その後、都立駒込病院外科初期・後期研修医を修了。
同院大腸外科医師として勤務し、現在は福島県双葉郡の高野病院院長。
資格は消化器外科専門医、外科医専門医、がん治療認定医、マンモグラフィー読影認定医、感染管理医師など。
中山さんは外科・消化器を専門にしていて特に大腸がんに詳しいとされています。
そんな中山さんがまだ30歳の頃、救急病院で3か月間の修業を行いました。
毎日運ばれてくるのは超重症の患者さんたちで、運ばれてくる人の半分は心臓が止まっているそうです。
心臓外科や整形外科、外科などのあらゆる専門のスペシャリストが集まって患者さんの治療に当たっていたある日。
救命センターの部長は一風変わった先生だそうで『料理がうまくない医者は医療もうまくない』と言い、若手医師に当直医師の食事を作ることを命じました。
中山さんは徹夜明けに買い物へ行き、大好物だった麻婆豆腐を作ることに。
山椒やラー油を山ほどかけて完成し帰宅したのですが、なんと麻婆豆腐を食べた医師たちは全員下痢になったんだとか!
疲れた医師たちが真夜中に激辛麻婆豆腐を食べて辛いと騒いでいたと当時のエピソードを披露されています。
でもそんな経験によって料理の腕と医者のスキルはかなりアップしたと語っていて、新人時代のいい経験になったようですね(^O^)
看取りや自分より若い患者さんなど、数多くの死と向き合ってこられた中山さんのちょっとほっこりするエピソードなのかもしれません。
研修医時代を経て現在は院長をされている中山さん。
さまざまな分野の専門医となられていて、医師として成長し続けられていることがわかりますね。
まとめ
泣くな研修医/中山祐次郎 #読了
読みやすい文章の中に、過酷な医療現場の実態を垣間見た。
オペの描写がリアル☆研修医の苦悩と葛藤を通して命の尊さが色濃く滲む。
“医者は時に役者にならねばならない“ひとりの青年が、医師として人間として成長していく姿に心打たれる感動作✨ pic.twitter.com/1eMfHJ8j9Q
— laki☆ (@lakimemobook) May 17, 2020
医師と小説家という異例の経歴をお持ちの中山祐次郎さんですが、駅の周りを歩いている人を見て違和感を抱いたそうです。
みんな普通の顔をして、みんな”一生死なない”ような顔をして生きていることに大きな危機感を抱き、誰もが”いつかは死ぬ”という確実な事実に気が付いてほしいと感じるようになったそうです。
そしてそれを知らないと、いつか訪れるその時に後悔すると思うと語ります。
もしも予習ができたら死を迎えたときの無念を減らすことができるし、生き方がガラッと変わるのではないかという思いを抱いておられます。
確かに、普段あまり死を意識しないしみんなどこか他人事ですよね。
中山さんは死と向き合う現場で抱いた思いを抑えることができず、親にも死を意識してもらうためにあえて手術の話ばかりをするようになったそうです。
そしてその熱意は強く、小説を書くことになりました。
まだまだ医師としても小説家としても活躍されている中山さん。
今後もお体に気を付けてますますご活躍していただきたいですね!
最後まで読んでいただいてありがとうございました。