今夜くらべてみました、世界最高齢の田中力子さんが出演されます。
番組では大人気モデルの森泉さんよりもキラキラした人に会いに行くという企画です。
今回は福岡在住の田中力子さんに会いに行くのですが、田中力子さんとは一体どんな人物なのでしょう?
気になったので調べてみました。
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田中力子のプロフィール
田中力子(たなかかね)さんは 1903年(明治36年)1月2日に福岡県和白村(現在福岡市)で9人兄弟の3女として生まれます。
結婚して2人のお子さんを授かりますが、夫や息子が第二次世界大戦で出征したために女手一つで家業の餅米屋を経営します。
明治36年と言えば夏目漱石が英国から帰国とか、日比谷公園が開園した年とか、第一回の早慶戦が開催された、そんな年だったんです。
そんな頃に生まれた力子さん、ずっと家業の餅屋を経営されてきましたが、63歳の時に隠居します。
63歳というと・・・昭和41年です。
昭和41年というと、 日本の総人口が一億人突破、日本テレビの笑点が放送開始、ビートルズ来日、袴田事件、お菓子のポッキー発売、トヨタのカローラ発売開始。
この年代になると何となくニュースで見たことや聞いたことが多くなってきますね、でもこの時にすでに力子さん、63歳になっていたんですよ。
1970年代にはアメリカのカリフォルニアやコロラド州に旅行に行ったこともあると言うことですが、60際代後半から70歳と言うところでしょう。
しかし、その歳で海外旅行に行くなんて、やはり足腰と気持ちが若いですね。
2005年頃から地元福岡の老人ホームに入居されます、100歳を超えた頃ですね。
私の祖母は100歳で亡くなったので100歳でやっと老人ホームに入居なんて、どんだけ元気なんだろうと感服してしまいます。
103歳の時に大腸がんを患ったそうです、大腸がんは早期発見できれば治癒率も高いですが肝臓に転移する確率が高いです。
若いと治りも早いが進行も早い、高齢者は治りも遅いが進行も遅い場合が多いそうなので、力子さんも早期発見できたか、進行や転移が遅い状態なのかも知れませんね。
やはり身体が丈夫なのが一番の理由でしょう、高齢になると手術自体に耐える体力がない為、手術ができない場合も多いですから。
103歳で手術に耐えられる体力があるなんて、凄いですよね!
私は無理だろうなぁ(笑)
若い頃の田中力子さん
田中力子さんの若い頃の写真があったので載せておきます。
出典:九州朝日放送より
めちゃめちゃ綺麗ですね。
力子さんは、しっかり者で芯が強そうな感じがします、20歳から25歳くらいでしょうか、この頃は昭和初期、関東大震災が起こった直後、満州事変や日中戦争と各地に不穏な出来事が起こっていた時期。
東北地方では関東大震災後の不況や大凶作によって農家の女性の身売りが社会問題になるなど、まだまだ男尊女卑の風習が根強かった時代でした。
昭和14年の第二次世界大戦や昭和20年の終戦までの激動の日本の中で、まだ若い女性が家業を継いで継続させていくことは並大抵の努力と精神力がないと無理だったでしょう。
改めて写真を見ると、女性の強さや決意みたいなものがにじみ出ているようにも見えます。
日本人には世界最高齢がたくさん
2018年の7月に、それまで世界最高齢だった都千代さんがお亡くなりになったことで、世界(国内)最高齢は115歳の田中力子さんになりました。
2018年4月に亡くなられた田島ナビさんを入れると 田島さん、都さん、田中さんと3名の女性が続けて世界最高年齢を記録したことになります。
ちなみに、歴代の世界最高齢の方は、ジャンヌ・カルマンという女性で122歳164日まで生きられました。
60歳を迎えると「還暦」といいます、よく赤いちゃんちゃんこを着てお祝いするシーンが取り上げられますが、120歳に到達すると「還暦」を2回迎えたことになりますよね?
それを日本では「大還暦」と言うんだそうで、ジャンヌ・カルマンさんは公式に大還暦を迎えられた唯一の方です。
田島さんも都さんも117歳まで頑張られています、田中さんも記録を更新してもらいたいですが、ぜひ大還暦を目指して頑張っていただきたいです。
世界最高齢樹立のテレビのインタビューに「まだまだ死ぬ気がせん」あと5年は頑張りたいとお話しされているので、十分可能性があると思います。
長寿の秘密
現在は老人ホームで生活されている力子さん、食欲旺盛、甘いものが大好きでカフェオレを毎日数本飲み、3食きれいに食べると言います(驚)。
うちの祖母も100歳で肉が大好きでしたので、はやり長生きの秘訣は良く食べることなのだと思います。
力子さん曰く、長寿の秘密はオセロ、老人ホームのスタッフとも勝負するらしく、負けると途端に機嫌が悪くなり、勝つまで勝負をすることもあるそうです。
オセロや将棋はかなり頭を使うので、頭で先の先まで一生懸命に考えることで頭を使う事や負けん気の強さも長生きの秘訣なのかも知れませんね。
その他にも、習字や計算も趣味で、施設内をお散歩するのが日課、頭を適度に使い、脚や手を動かす、やはりこのあたりに長寿の秘密がありそうです。
福岡の食文化も長寿に関係しているのかも知れませんが、都道府県別の平均寿命ランキングを見ても福岡県は平均でした。
県別の食文化からは力子さんの長寿とは関係なさそうですね。
都道府県別の平均寿命ランキングはこちら→WOMAN’SのHP
まとめ
有料老人ホームでテレビの取材に「びっくりしている、みんなのおかげです、どうもありがとう」と感謝の言葉を口にし、何度も頭を下げる力子さん。
現在は耳が遠く補聴器を付けてはいますが、歩行を補助するシルバーカーを自力で力強く押しながら、自分で食堂やトイレにも行くこともできるのでまだまだ元気・元気。
大好きなカフェオレやオセロを楽しみながらいつまでもお元気で是非歴代世界最高齢の記録122歳を超えてもらいたいものですね。
最後まで読んで頂いてありがとうございました。