大阪では知らない人がいないほど有名な「がんこサービス」ねじり鉢巻きをしているおじさん?が看板のお店です。
そのがんこフードサービスの創業者である小嶋淳司さんが「カンブリア宮殿」に出演されます。
小嶋さんがお話する商売の基本とは? 子供はいるのか?
気になるので調べてみました。
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小嶋淳司のプロフィール
小嶋淳司 1935年生まれ(83歳)和歌山県生まれ。
同志社大学経済学部卒業 県立田辺高校時代より家業の雑貨屋『こじま』をきりもりする。
大学を卒業後、大阪榮寿司店で1年間見習い修業した後、1963年に大阪で4坪半の「がんこ寿司」を開店。
1969年(昭和44年)に法人設立、社長に就任、以後は同社を外食産業チェーンに育て上げる。
2005年(平成17年)会長に就任。
現在は寿司、和食、炉ばた料理、こがんこ、とんかつ、韓国料理店など直営90店舗を全国展開
※Wikipediaより。
がんこ寿司の看板について、やはり商売は「顔」が命と、思いきってトレードマークにしたとおっしゃいます、 小嶋会長にどことなく似ている気もしますね?
モデルは会長ご本人なのでしょうか?
小嶋さんは、和歌山で雑貨屋を営む家の、6人兄弟の末っ子として生まれました。
小さい頃の小嶋さんは9歳の時にお父さんを亡くされます、お母さんが商売をしていたので、面倒を見てくれているお手伝いさんを相当困らせていたそうです。
ある時お母さんの具合が悪くなり、他の兄弟はすでに家を出ていた為、当時高校生だった小嶋さんが休学し商売を継ぐことになります。
まだ高校生なので詰襟で仕入れにいくと周囲の大人がいろいろ教えてくれたそうです。
商売は大変だったけれど、やればやるだけ、頑張っただけ結果が出る、そんな商売の面白さを味わった小嶋さんは、もっと商売に着いて学ぼうと大学にいくことを決意します。
幸いにしてお兄さんが帰ってきていたので、家業は任せ、自分は経済の勉強に専念できたという事でしたので、タイミングが良かったんですね。
卒業後は1年を目標にお店を出すと決めた小嶋さん、(なんでも目標設定が大事ですね)一生懸命に勉強する傍ら、市場調査に乗り出します。
その方法が大阪の繁盛店50店の調査をするというもの。
いまだったら簡単にリサーチ調査もできますが 当時はそういったノウハウ的なものは一切ないので、全部自分の足で調べて歩いたそうです。
店の利用客がどういう層なのか、実際にお店にお客として入店、客単価や料理やサービスの質、家賃や人件費までを細かく計算して調べたといいます。
もうここから普通じゃないですよ。余程の意志がないとできませんね。
当時は一番遅れている業界が寿司屋だったそうで、寿司屋をやるには寿司の事がわからないとできない、と寿司屋で働き始めます、凄い行動力ですね。
高校生の頃、家業をきりもりしている時にお客さんの欲しいと思っているものを揃える、お客さんのニーズに答える。
という商売の基本を学んだ小嶋さん、いまもその学んだことが根底にあるとお話しています。
がんこフードサービスはお客様に喜んでいただくことを、自分の喜びにすることのできる人たちの集団、まさに商売の原点です。
がんこサービスのホームページはこちら
小嶋淳司に子供はいるのか?家族構成は?
さて小嶋さんにはお子さんがいるのでしょうか?
長男がいらっしゃいます、小嶋達典氏(1968年生まれ)50歳、三洋電機を経て平成9年にガンコグループに入社後は常務取締役企画本部長などを経て、平成25年に副社長に就任。
同社グループ会社で社長を歴任してきました、今年淳司氏が会長職になると同時に社長に就任されています。
他にお子さんがいる情報が見当たらないのでわかりませんが、ガンコグループには家族の名前がないので、他に兄弟がいても表にでていないのかもしれませんね。
小嶋達典氏の社長就任の記事に長男と書いてあるので ほかにも次男が存在しているのではないかと調べたのですが、情報がありませんでした。
商いの基本
家業を継いだ時にお客さんに尋ねます、どうしてうちの店に来てくれるんだ?
その問いかけに対して大人たちは、意図をくみ取りきちんと向き合い話をしてくれます。
お客さんの欲しいものをきちんと揃えてあげることで、高校生の坊主頭の店でも、ちゃんと商売ができる。
小嶋さんは商売の面白さやありがたさを身を持って体験したそうです、それが今日までの小嶋さんの商売をやるうえでのこだわりとなっているのですね。
がんこフードサービス
高2で家業、詰め襟の制服姿で融資交渉、ポスター手書き1000枚「進んでやったら苦にならん」 がんこフードサービス・小嶋淳司会長 – 産経ニュース https://t.co/aQ8hwKTeTL @SankeiNews_WESTさんから pic.twitter.com/v1jS0EYd90
— 産経ニュースWEST (@SankeiNews_WEST) 2018年7月4日
小嶋さんは、若者の考える力が足りないとお話しされます。
がんこフードサービスのお店では入社して3年程度の若い従業員を、積極的に店長などに抜てきします。
若い人の感性を新しい商品開発に活かしより良いサービスができるように主体性を持たせるように指導しているそうです。
現場で一番お客さんの事を見ている現場の社員のアイディアや工夫こそが最善のサービスだとおっしゃっています。
お客さんの反応を見ながら工夫してより良い商品開発につなげる お客さんのニーズを満たす商売をするという信念がここでも一貫しているわけです。
教えるのではなく、考えさせることが大事だと小嶋さんは言います、基礎を学ぶには10年はかかる、そこから本当の勉強が始まる。
いかに自分で考えてお店を盛り上げるか、売り上げを伸ばすか、お客様の満足するサービスをするのはどうしたらいいのか。
すべて自分で考え責任感を持ってやりとげるんだと思えば、だれでもできるとおっしゃいます。
問題なのは家庭でも学校でも、その重要な部分を教えないこと、社会にでたらすべて自分の道は自分で切り開くもの、その人つくりの部分で手助けをしたいと小嶋さんは言います。
従業員の中でも、この人!と思う人は、なにより商売が好きでお客様の喜びを自分の喜びに出来る人だといいます。
お皿ひとつ席に置くにしても、本当に心がこもったサービスかマニュアル通りにやっているだけなのか、すぐわかります。
確かにお客さんの立場になれば、そう感じることありますね、サービスする側になった時に気を付けなければいけないことだと思いました。
がんこサービスでは社員の意欲を高めるために様々な社内的な教育システムをつくっています。
現場から生まれる改善策やお客さんの満足するアイディアを積極的に採用するための発表会や自主的な勉強会などもあるそうです。
また、がんこでは、大阪「平野郷屋敷」や京都「高瀬川二条苑」など、貴重な文化的遺産を生かした和食店を展開することにも力を入れているそうです。
お寺は文化財として残りますが、民間の家屋は残らないので積極的に残したいとの思いからだそうですが、このアイディアも現場のアイディアから生まれた発想だとしたら、素敵ですよね?
まとめ
小嶋会長のインタビューで 「日本を背負う若者に」というメッセージが紹介されています。
いま一番大切なことは自立することなんじゃないかと思います。
自らの力で全ての世の中の事に立ち向かっていく、困難にあたった時にそこで諦めるということを、普通はやるわけですね。
普通の人が諦めた時に、もうひとつ何か方法が無いか、もう一歩前に進めないかと言う形で進められたら、その”もう一歩が”実は大きな壁を抜ける力になる。
この壁を抜けたら、また何かがある、何か自分の大きな力がつくぞという事で、それがまた楽しみになってくる。
それが実は人生を楽しむということに繋がるんじゃないかと思います。
高校生の頃から家業を継ぎ、寿司屋で仕事をして、商売の本質や基本を極めてきた、小嶋会長ならではの、物凄い説得力のある話だと思います。
これから社会にでる若い人だけではなく、いい大人である我々も考えさせられるお話だと思いました。
小嶋会長は外食業界の発展のために、少しでもお役に立てたらいいとおっしゃいます、ふれあいが少なくなってきたと言われ家庭の希薄化が指摘される世の中。
楽しみながら食事をするという方向性を極めていきたいと思っています。
がんこフードサービス株式会社は、大阪や京都だけでなく東京にもお店を出しています。
小嶋会長の理念を引き継いだ会社がどんなコンセプトでお店を出していくのか、これからが楽しみにしたいと思いました。
最後まで読んで頂いてありがとうございました。