ヴィヴィアン・メドラーノ氏によって作られたアメリカの大人向けアニメーション「ハズビン・ホテルへようこそ」
地獄の王女であるチャーリーが、地獄の増え過ぎた人口を円満に減らすという不可能に近い目標を立て奮闘する姿を描いたものです。
YouTubeで公開されている「ハズビン・ホテルへようこそ」の動画には、1億回再生を超える動画もあるほど人気を博しています。
2024年1月19日からはAmazonプライムビデオで独占配信がスタートし、外国だけでなく日本でも注目されています。
そんな「ハズビン・ホテルへようこそ」ですが、最終回である8話が公開されシーズン1が終了しました。
ここからは、「ハズビン・ホテルへようこそ」の最終回結末やチャーリーの目標は達成されたのかについてご紹介していきたいと思います。
下記クリックで好きな項目に移動します
ハズビンホテルへようこそ最終回結末ネタバレ
Questions RECEIVED!
At 1:15PM PST today, @vivziepop and the voices behind some of your favorite characters are answering them LIVE at the link below!https://t.co/WUWxJQbf8F pic.twitter.com/BVkYuZGD7G— Hazbin Hotel (@HazbinHotel) February 9, 2024
ハズビンホテルへようこその最終回結末は?
「ハズビン・ホテルへようこそ」の最終回結末ですが、特徴をまとめると謎の残る結末、そして胸が熱くなる戦闘シーンです。
チャーリーがアダムと天使たちと戦う決意をしたのは7話で感じ取れましたが、悪魔と天使が実際に戦闘を繰り広げるのは最終回でした。
戦闘シーンですから何人かは死んでしまうのだろうと推測はしていましたが、それでもサーペンシャスの死には驚いた人が多いのではないでしょうか。
主要キャラクターのアラスターと頻繁に関わっていましたしホテルのキャラクターたちとも距離が近くなっていたので、アダムの攻撃によって一瞬で消滅してしまうなんて思ってもいませんでした。
さらに悪魔の中でトップレベルとも言える強さを誇るアラスターがアダムに負けてしまうなんて、予想外すぎます。
その後、仲間を失って変身するチャーリーはとてもかっこよかったです。
このように、最終回の8話にはさまざまなことが詰め込まれていました。
天使との戦闘で勝利を収めたチャーリーと悪魔たちですが、サーペンシャスを失いホテルも壊されたことでチャーリーは自分の無力さを嘆きます。
しかしそのチャーリーに、父やヴァギー、ハスク、エンジェル・ダストなどの悪魔たちが寄り添い、励まし、チャーリーはホテルを再興することに決めました。
ポップなミュージカルでホテルを再構築する悪魔たちですが、奇跡的に死を免れたアラスターは自らを縛る取引の抜け道を探していました。
これまで以上に自由を渇望し解き放たれることを望むアラスターですが、脅威的な強さを持つアラスターを縛るなんて一体だれができるのでしょうか…。
「私が全てを支配する」というアラスターのセリフには、誰よりも悪魔らしい印象を受けますね。
一方新しいホテルには、仲間たちのために戦って死んでしまったサーペンシャスの遺影が飾られていました。
そのまま明るく終わると思いきや、最後の最後には天国にいると思われるチャーリーの母リリス、そしてサーペンシャスが映りました。
泣けて笑える最高のアニメですが、アダムが死んで完了した取引の内容や、アダムの計画、アラスターへの縛り、天国に行く方法など、8話が終了しても多くの謎が残っています。
ハズビンホテルへようこそでチャーリーは悪魔を更生できた?
The family that slays together stays together pic.twitter.com/L2ON0w63qb
— Hazbin Hotel (@HazbinHotel) February 4, 2024
「悪魔を平和に更生させる」という不可能に近い目標を掲げ、1話から奮闘してきたチャーリーですが、最終回である8話でその目標を達成することはできたのでしょうか。
悪魔は更生して過密状態は解消?
もともと、地獄の増えすぎた人口は天使による駆除によって減らすことになっていました。
1話でチャーリーがアダムとの会合に訪れた際には、1年間の駆除で人口の16%、約275人の悪魔が天使によって殺されたことを知ります。
そこでチャーリーは、地獄にいる悪魔たちをホテルで更生させて天国へ送ることで地獄の人口を減らすという提案をしましたが、アダムは「罪人は天国には来られない」と主張し、チャーリーを突き返しました。
悪魔を更生させることは天使の立場から考えてもあり得ない話であり、悪魔たち自身も特に更生を望んでいるわけではなかったんです。
それほど本気にされていなかったチャーリーの望みですが、実は2話ですでにサーペンシャスの意識を変えているんですよね。
3話ではヴァギーの協力もありサーペンシャスとホテルの仲間たちの仲を取り持つことに成功、その後もハスクのおかげでエンジェル・ダストがドラッグを断るなど、更生に向けて変化が起きています。
これらのことからわかるように、地獄では確かにチャーリーの成果が出ているんです。
ただ、天使たちと戦うことを決め悪魔たちに協力を仰ぐシーンから「あれ?」となる視聴者もいたと思います。
最初は「平和的に解決」だったチャーリーの目標が、「天使と戦って勝利する」ことに変わっていたからです。
7話では、天使に抵抗しチャーリーに協力することで悪魔たちが更生したとチャーリーは捉えているようですが、最初の目標からは少し遠ざかっていますね。
天使たちに勝利したことにより残虐な方法で人口を減らすことは防ぎましたが、この時点で更生している悪魔たちはそれほどいないため、地獄の過密状態はあまり改善されていないように思います。
悪魔は心を入れ替えず地獄の土地はそのまま?
最終回で描かれた地獄は天使たちと戦っているところだったので、地獄の土地が劇的に変化しているようには見えません。
ですが、天使たちと戦ったことで地獄に変化をもたらし、「地獄の魂に善を見出した」とチャーリーの父ルシファーが歌っています。
確かに、チャーリーは1万年もの間だれも実践することのなかった天使への抵抗をやってみせましたし、少なくともルシファーやサーペンシャス、エンジェル・ダストなど周囲の悪魔たちの心に変化を与えています。
地獄にも、心を入れ替えている悪魔がいるということですね。
最後のミュージカルシーンでも、「時間がかかっても私たちならできる」「罪を精算できる」「変化を生んでみせる」という歌詞があるので、シーズン2でチャーリーたちのホテル運営の成果が見られるのではないでしょうか。
まとめ
ここまで、チャーリーの目標は達成されたのか、また「ハズビン・ホテルへようこそ」の最終回結末をご紹介してきました。
この作品はとてもアダルトな内容を含んでいるので、観始めるまでは少し抵抗のあった方も多いと思います。
ですが最終回に近づくにつれキャラクターの隠された本音や性格などが明らかになり、一気見するほどハマってしまうんですよね。
謎が多く残された最終回で多少スッキリしない部分がありますが、そのおかげでシーズン2がとても楽しみになりました。
シーズン2では、チャーリーの願いが叶う展開が観られるのでしょうか。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。