イカゲームは配信初日から一気に話題になるほど、世界中で人気を集めているドラマです。
最後の最後まで黒幕の正体が明かされなかったりして、ドラマの至ることろに色々な伏線がちりばめられているのです。
考察が大好きな人にとっても、最適な韓国ドラマと言えますね。
本記事ではイカゲームの黒幕の正体は誰なのかや、
※ここからネタバレになりますので注意してください!
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【イカゲーム】黒幕の正体は誰?
爆発的大ヒットを記録している
🦑『#イカゲーム』🦑ある日届いた、謎の招待状🎟️
456人の崖っぷちの参加者たちが、賞金約40億円を目指して
子供の遊びに見せかけた命がけのゲームに挑む💰ゲームの裏に隠された目的とは?
前代未聞のデスゲーム作品を見逃すな💥#ネトフリ
— Netflix Japan | ネットフリックス (@NetflixJP) October 1, 2021
結論から言ってしまうと、「イカゲーム」の黒幕はゲーム参加番号001のイルナムという老人です。
イルナムがその正体を明かすのは第9話「運がいい日」となります。
自分だけが生き残り、おまけにデスゲームに参加した理由である母親が孤独死してしまい、絶望した主人公ギフンはホームレスと化していました。
そんなギフンにデスゲームで見慣れたカードが届き、そのカードに記された日時とビルに行ってみると、がらんとした部屋にあったベッドがあり、そこにはビー玉遊びで死んだはずのイルナムが横たわっていたのです。
とはいえイルナムは医療器具をつけており、余命が残り少ないことは明らかでした。
そんな状態のまま、イルナムはギフンに「イカゲーム」を始めた理由を語り出します。
・自分は事業に成功して大富豪になった
・けれど大富豪になっても、心は満たされなかった
・人生の勝ち組になって分かったこと、それは金持ちも貧乏人もつまらない人生を送っていること
・だからこそ同じく大富豪で、退屈を持て余していた者たちに呼びかけて始めたのが「イカゲーム」
以上がイルナムが「イカゲーム」を始めた動機です。
では主催者であるにも関わらず、正体を隠して「イカゲーム」に参加していた理由はというと
・子供の頃のように無邪気に遊びたかった
・スリルを味わって楽しみたかった
と語っています。
そのうえで何故ギフンに自分の正体を明かしたかと言えば
・ギフンと遊んだ時が一番楽しかったから
だそうです。
そしてイルナムは最期にギフンと簡単な賭けをし、静かに息を引き取るのでした。
イルナムが黒幕だという伏線は作中、第1話から張り巡らされています。
なので勘のいい視聴者であれば第1話にして看破した人もいるようですが、それでも「成功者になったのに退屈だというのは理解できない…」と思う人は少なからずいるでしょう。
ここからは考察ですが、イルナムが退屈になったのはお金をどのように消費したらいいのか苦しんだからではないでしょうか?
というのもイルナムの動機を知って思い浮かんだものがあります。
それは荒木飛呂彦先生の「ジョジョ」第8部に登場するスタンド・ミラグロマンです。
この第8部に登場する独り歩き型のスタンド(能力者なしで自由に動き回る異能、と思ってください)ミラグロマンはその国の紙幣に憑依するスタンドです。
ミラグロマンの能力は、お金を増やすことです。
そのためミラグロマンが憑依した紙幣の所有者になれば、その人は何もしなくてもお金がどんどん手に入ります…が、実は増えるお金は「無限」なのです。
貯蓄も同様で、生き物のように勝手に増えていく様が第8部で描かれていました。
付け加えるなら水道代や光熱費などは「毎秒お金を使っている」というふうにカウントされているようで、そのことからミラグロマンに憑依された人間は無限に増えていくお金から逃げるために「お金を使わない」ようになっていくのです。
かなり話が脱線しましたが、とにかく何が言いたいかというと「金には人の心を憂鬱にさせる力がある」ということです。
【イカゲーム】シーズン2はある?
今日昼休みにうちのクラスの男子の間で結構ガチな喧嘩が勃発したんだけど、その時教室にいた人全員イカゲームしてた pic.twitter.com/0l4KMuwvx8
— 朔 (@munoonna) October 12, 2021
「イカゲーム」シーズン2については制作の見通しはないようです(2021年現在)。
しかしながら「イカゲーム」シーズン2は期待されており、実際「イカゲーム」最終話のラストで
・イルナムが死んでも「イカゲーム」は続いている
・それに気が付いたギフンが真相を知るために再度デスゲームに挑もうとした
といった続編があるような終わり方をしました。
他にもシーズン2が期待されている理由として「回収されていない謎」が挙げられます。
そうでなくても「イカゲーム」はNetflixで第1位を獲得するほどの人気を集めたため、制作陣がシーズン2を検討している可能性は十分あり得ます。
【イカゲーム】回収されなかった色々な謎は伏線回収されるのか?
全83カ国のデイリーランキングで1位を獲得。
Netflix史上最大のヒット作「 #イカゲーム 」の続編について、今わかっていることすべて。 https://t.co/AJBySGinDR pic.twitter.com/teixwbCYA2
— VOGUE JAPAN (@voguejp) October 11, 2021
前述にて「イカゲーム」で回収されなかった謎について触れましたが、それはズバリ「フロントマン」と「他のホストたち」です。
ギフンが参加したデスゲームのゲームマスター、それが「フロントマン」です。
その正体は「イカゲーム」のサイド・ストーリーで活躍していた警察官ジュノの失踪した兄ファン・イノでした。
ジュノは兄の手がかりを掴むためにデスゲームが開催されている無人島とその施設に潜入し、そこで兄イノが2015年に開催されたデスゲームの優勝者だと知ります。
けれども何故デスゲームに参加したのか、何故主催者側の人間になったのかなどのイノの事情は明らかにされませんでした。
それは「他のホストたち」も同様です。
確かにイルナムは「イカゲーム」の主催者でしたが、どうやら主催者はイルナムだけではありません。
実は作中、デスゲームを観戦する謎の男たちが登場します。
彼らは確認されているだけで6人おり、それぞれがライオンや熊など動物を模したマスクを被っていました。
そのうちの1人が「韓国大会がベスト」とフロントマンに喋るシーンがありますが、これは他の国でもデスゲームを行っているという意味ではないでしょうか?
「イカゲーム」では韓国人(もしくは韓国に在留している)しかいませんでしたが、主催者側がその気になれば各国の人間を集められそうですよね。
実際に6人の男たちはそれぞれの母国語だと思われる言葉を各々使っており(中国語や英語など)、「イカゲーム」が一国にとどまらない雰囲気を匂わせています。
もっともこれらの謎については言及されておらず、制作側からもこれと言った発表がないので未だ詳細不明です。
【イカゲーム】ギフンが赤髪にした理由は何?
Netflix 『イカゲーム』
2周目見終わった。凄く面白い!ネタバレは嫌なので何も言わないけど、ギフンは最後まで良い人だったので凄く嬉しかった🥰終盤のどんでん返しや超人気俳優のサプライズ出演も感動。でもやはりあの爺さんが一番凄い。流石に背番号1を付けてるだけはあると思った。オススメ!🌷✨ pic.twitter.com/hJqlfOu24F— のぶ@相互雑多垢 (@ApKBe6nhJFjiE8s) October 11, 2021
イルナムを看取った翌日、ギフンは髪を切ったうえに赤く染めました。
これについて視聴者のほとんどは「人生をやり直そうとする意思表明」と解釈していますが、それでも「何故、染色のカラーを赤色にしたのか?」という疑問は残ります。
ギフンが染色に赤を選んだ理由を、ファン・ドンヒョク監督は
・美容室で鏡に写る自分を眺めた時、彼はいったい何を考えるだろうか…私はそれを想像しました。
・そして彼は、きっと普段の自分とは違う行動を取るだろう、と考え、一つの怒りの感情表現として、赤く髪を染めるという行為を表現しました。
と語っています。
確かに赤色が意味するものの中に「怒り」はあります。
強いエネルギーを秘めており、また血の色でもある赤であるなら納得の感情です。
しかし赤色には、他にも
・家族の絆
・愛
といったプラスの感情も含まれています。
それに赤色を好む人は
・情熱的
・正義感が強い
・一途
・大切な人のためなら、いくらでも頑張れる
などの性格をしているそうです。
まさにギフンにぴったりな色ですね。
ギフンは赤髪のモデルの写真を目にして赤く染色することにしましたが、メタ的に考えるなら「ギフンはどんなことがあっても、自分らしく生きることを決めた(我が道を往く)」とも捉えられます。
(だからこそギフンがデスゲームの主催者になる可能性がありますが…)
ちなみにネット上では
・死んでしまったデスゲーム参加者への弔い
・デスゲームの反逆者の証拠
・実はデスゲームのスリルが忘れられないサイン
とも考えられていますね。
【イカゲーム】主催者がギフンになる可能性はある?
韓国のイカゲーム。
グロいけどこんなにはまるとおもわなんだ。韓国行きたくなった。 pic.twitter.com/fQjAP0lBP2— 紅マーサ (@U2ZC3sSvP4fqnMU) October 12, 2021
シーズン2が未定である以上、ギフンが主催者になるかどうかは分かりません。
しかし可能性はあります。
最終話のラストで娘がいるロサンゼルスに行こうとしていたギフンでしたが、1年前に自分をデスゲームに誘った案内人が活動している現場を目撃しました。
そこで「デスゲームは終わっていない」と気づき、とっさに案内人からカードを渡された男のものを奪います。
そして飛行機に乗ろうとした直前、奪ったカードに記された電話番号にかけて踵を返しますが、電話に出たフロントマンとのやり取りでギフンは「お前たちを許さない!」と強く非難しました。
恐らくギフンはこの後、
その後のことは想像の域になってしまいますが、ギフンの目的は「デスゲームを止めること」です。
そしてその動機は「正義感」だと考えられます。
けれど大富豪の道楽をたった1人で止められるとは思えません。
そうなると次善策として「デスゲームの性質を変えること」を実行するのではないでしょうか?
ギフンは「頑張っても報われない人の死」を悲しみ、それをもたらした理不尽に怒りました。
では「死んでも当然な人間」であればどうでしょうか?
例えば「犯罪者」や「法では裁けない悪党」がデスゲームの参加者なら?
…ギフンの正義感と結びつけ、主催者側がそうした配慮を行い、それに責任を感じたギフンが運営をつとめる未来はあってもおかしくないでしょう。
といっても、これもまた推察の1つです。
シーズン2の情報がない以上、二次創作的な発想でしかありません。
まとめ
「イカゲーム」の黒幕が参加していた老人イルナムでしたが、フロントマンが生まれた経緯や他のホストたちの詳細などは謎に包まれたままです。
是非ともシーズン2ではその謎について言及してほしいものの、残念ながらシーズン2の制作は未定となっています。
そのせいかネットではギフンが赤髪になった理由やその後の展開など、色々考察されています。
イカゲームのシーズン2が待ち遠しいですね。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。