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【ヤマノススメ】原作死ぬと検索される意味!あおいやひなたは死なない?

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「ヤマノススメ」はしろさんによる登山を題材にした女子高生の漫画です。

2022年にアニメ4期が決まり、ますます人気に拍車がかかりそうな盛り上がりを見せています。

今回はそんな「ヤマノススメ」ですが、ネットでは原作・死ぬと良く検索されています。

今回は原作・死ぬと検索されている意味について考察してみました。

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ヤマノススメ原作死ぬと検索される意味を考察!

【ヤマノススメ】は女子高生が登山をするテーマの、いわゆる日常系ゆるふわ漫画でキャラクターたちをみているととても癒されます。

ところが「ヤマノススメ」で検索すると「原作 死ぬ」というサジェストが出てくるんですよねぇ・・・。

これはおだやかではありません。

なぜ「ヤマノススメ 原作 死ぬ」というキーワードで検索されているのでしょうか?その謎に迫ってみました。

原作で作者が登場人物全員死ぬと言ったから?

ヤマノススメの原作者は「しろさん」です。

結論から言いますと、原作者のしろさんが「原作で登場人物全員死ぬ」と発言した根拠がありませんでした。

ネット上で発言について調べを進めていると、唯一出てきた情報で

201511日にネット掲示板「2ちゃんねる」で、このようなタイトルのスレッドを見つけることができました。

【ネタバレ注意】ヤマノススメの原作最新話wwwwwwwwwwwwww

こちらのスレッドで、1に貼られたpixivのヤマノススメのパロディ漫画「山嶺へススメ」(作者Mizuさん)があおいたちが遭難している内容だったこと。

また、続けてレス番号2「作者も言ってたけど登場人物全員死ぬって言ってたからなぁ」という発言があったこと。

この後も悪ノリが続き「ひなたは滑落、低体温は楓?」などと釣り発言が続きます。

この掲示板が発端かどうかわかりませんが、「ヤマノススメ原作死ぬ」で検索した結果これ以上の元ネタは見つかりませんでした。

念のため、原作者のしろさんのツイートをこの発言のあった201511日より前に遡って調べてみましたが、該当するキーワードでもひっかかりませんでした。

これは結論として完全なデマと考えられますね。

山を舐めてる漫画だと酷評されているから?

それでは次に山を舐めている漫画だと酷評されているから、このような検索キーワードが出てきたのかということについて調べてみました。

そもそも、「ヤマノススメ」は山を舐めているのでしょうか?

原作でもアニメでも数々の山を登っているあおい達ですが、物語当初は完全な登山初心者設定です。

初めて登った山は丘と言ってもいいほどの低い山で、標高197mの天覧山です。

初めての登山ということで、あおいは服装もしっかりして行ったのですがそこまで気合を入れる山ではなかったようでひなたは制服のまま登っています。

標高197mは登山初心者のあおいたちにも物足りなかったようで、次に登ったのが標高599mの高尾山でした。

その後、標高1785mのミツ峠山登山、キャンプ回に続いて原作3巻であおいたちは富士山(3776mへの登山に挑戦しています。

このような登山の足跡を見ますと、自分達のペースに合わせて徐々にステップアップさせているように思えます。

まぁ、ガチの登山家さんたちにとって、あおいたちのレベルでは富士山への登頂チャレンジはまだ早かったのでしょうか?

また、山を舐めていると言われる他の原因の一つに公式の画像がありました。

公式サイトで雪の残る山でタンクトップ姿のひなた、半袖姿の楓、比較的軽装備なあおい、一番着込んでるのがダウンベストを着ているここなの画像がアップされました。

これを見た人による「雪の残る山でこの姿はあり得ない。山を舐めているとしか思えない」との発言がいくつか見られました。

そこから「山舐めアニメ」などと言われてしまったようですね。

登山を題材にした漫画や映画作品は数多くありまして、リアルを知っている登山家さんたちに言わせるとこの展開はあり得ない、山を舐めるな、という厳しい視点はつきもののようです。

ヤマノススメ原作であおいやひなたは死なない?

やっぱり全員は死なない?

結論から言いますと、全員死にません。

原作者のしろさん自身が

「雪山は夏山と違い遭難>死の確率が非常に高いので十分な経験を持った上で臨んでください・・・!」

と、山の怖さ、登山とは死と隣り合わせだということをツイッターで発言しています。

「ちなみにヤマノススメ4話のセリフの下りは体力より経験って言葉は赤岳で下り一緒になった見ず知らずの人に教えてもらって、こういうなんでもないところでケガするのよは剱岳の小屋の遭難注意の張り紙に書いてあるのが元ネタです、登山道に滑落死とかのポイントいっぱい書いてあってけっこうアレでした」

ともツイートしており、この作者自身も登山への心構えは相当しっかりしておられる方ですね。

ヤマノススメは大変人気な作品ですので、聖地巡礼される方も相当数いらっしゃると思います。

そういった聖地巡礼をする人の中にもやはり登山初心者の方はおられると思いますので、心配した作者さんからこれから巡礼される方へ向けての注意喚起のような発言かとも取れますね。

このような発言と合わせて「原作 登場人物全員死ぬ」というキーワードが一人歩きしてしまった可能性もあります。

また、公式ツイートでエベレストよりも難易度が高く死亡率の高いと言われるK2を登頂したあおいたちの画像をエイプリルフールネタで投稿しています。

これを見た視聴者たちがK2について、「K2はデスゾーンと呼ばれる山で、他人を助けたら自分も死ぬ。こんな装備じゃ無理」という発言をした他、

当時のK2wikiでは、「2004年時点で登頂に成功した女性登山家は5人しかおらず、この5人のうち3人が下山中に死亡し、残りの2人は他の8000メートル峰で遭難死しており、誰も存命していない。」(https://ja.wikipedia.org/wiki/K2#登頂の記録 より抜粋)

と書かれており、「つまり全員死ぬ」とネット掲示板でもざわつかれていました。

登山は登山ルート、健康管理、天候状況、判断力などの要因で遭難する可能性がありますので、「原作 登場人物全員死ぬ」というキーワードが浮上したものと思われます。

ヤマノススメで死亡したキャラクターはいませんのでご安心くださいね。

ヤマノススメあらすじ

人見知りが激しく、インドア派の主人公・「雪村あおい」が高校入学の際に小学校の時の幼馴染・「倉上ひなた」と再会するところから物語が始まります。

ひなたは昔2人で山頂から見た朝日をもう一度一緒に見ようと、あおいを登山に誘います。

しかしあおいは高所恐怖症で、極度の人見知りなのでなんとかしてひなたの誘いを断ろうとします。

ひなたの家に半ば強引に連れていかれ、ひなたと話すうちに徐々に過去の思い出が蘇り「そんなに高くない山なら登ってもいいよ」とつい口にしてしまうのでした。

その後、ある日の学校帰りにあおいとひなたは登山の準備をするため、登山用品店に立ち寄ります。

そこで同じ学校の生徒で、一学年上の「斉藤 楓」と出会い、あおいはシュラフ選びに迷う楓にアドバイスを求められます。

あおいの助言通りシュラフを選んだ楓は、同じ学校で同じ山仲間ということであおいと親しくなります。

楓は登山経験もあり、登山の先輩として頼もしい存在になります。

天覧山を登ったあおいとひなたは次はどの山に登るかで悩んでおり、あおいは楓に電話して今度はあおいがアドバイスを求めます。

その結果高尾山に登ることに決定しています。

高尾山登山の帰りに、下山途中であおいとひなたは森ガール・「青羽ここな」と出会います。

靴の底がはがれてしまい歩けなくなってしまったここなの靴をひなたが応急処置で助け、ここなは2人と一緒に山を降りるのでした。

この物語は4人の少女が、仲間と助け合い、山に向き合い、人間として成長していく姿を見守る作品です。

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ヤマノススメ登場人物

雪村 あおい

本作の主人公。人付き合いが苦手な高校1年生。趣味はビーズ手芸やお菓子作りなど女子力の高いインドア派の女子です。

人見知りが激しいため、高校でなかなか友達を作ることができずにいました。

せっかくのクラスメイトの誘いにも咄嗟に言い訳を考えて1人でいようとするあおいでしたが、小学校の幼馴染の倉上ひなたに再会します。

そのひなたにかかれば、1人でいたいあおいも断りきれずに段々とひなたといるうちに山の魅力に気づいていくのでした。

自分の苦手な分野やわからないことからは及び腰だったあおいは、山を通して少しづつ変わっていきました。

1学期の頃にはクラスメイトと距離を置いていたあおいですが、段々と周りと関わることが増え、普通に会話もできるようになっていきます。

さらに1年の終わりには学校近くの「天覧山」にたくさんのクラスメイトを連れて登るまでに成長しています。

倉上 ひなた

あおいの幼馴染で明るい性格。小学校の頃にあおいと共に見た山からの朝日をまたあおいと一緒に見たいという気持ちであおいのことを登山に誘います。

ひなたの父親が登山経験者でその影響から登山の知識は多少はあるものの、ひなた自身はまだまだ登山初心者レベルです。

新学期、あおいが誰とも話せていないのを見て

「ずっとひとりだったし、ほっとけなかった。たとえあおいがそれでよかっとしても、それが私のおせっかいでももっとこっちに来てくれるように彼女がもっと笑えるようにそう思った」

とあおいの支えになることは自分の役割のように話しています。

あおいには何かと対抗心を燃やされたり、うざがられたりもしますが実はひなたはとても優しい子です。

斉藤 楓

あおいとひなたの高校の先輩で一学年上の高校2年生。

放課後、あおいたちが立ち寄った登山用品店で出会いシュラフ選びを手伝ってもらったことからあおいとメールの交換をして仲良くなります。

この頃はまだひなた以外に友達がいなかったあおいでしたが、初めて高校でできた友達が楓でした。

1人で山にも登っており、登山の知識も豊富です。

あおいたちと知り合ってからは、あおいたちのよい先生として山の知識を教えながら一緒に登山もするようになります。

富士山に登ることを決意したあおいたちですが、8合目に差し掛かったあたりであおいは高山病にかかってしまいます。

とてもここで登山を続けられない状態のあおいでしたが、諦められないあおいは山を登ろうとします。

そんな時に楓が「山は逃げない!」と言って止めるのです。

山に対する知識があって、あおいたちを思いやる気持ちがあってこその発言で彼女たちが無茶をしそうな時に楓はよいストッパーとなってとどまらせてくれる、頼りになる先輩です。

青羽ここな

高尾山で出会った女子力高めな森ガールで中学2年生。

モモンガに会いたくて、モモンガを探しに高尾山にきたここなですが、途中で靴底がはがれてしまい歩けなくなってしまいます。

そこへあおいとひなたが偶然通りかかり、2人に助けてもらったことで仲良くなります。

ここなの両親は仕事でいないことが多く、中学2年生という最年少でありながらも料理や家事など自分でやっているので女子力は非常に高いです。

また、自分の置かれた環境を不満に思うことも親に反発することもなく、まっすぐに進んでいくここなは、4人の中でも一番精神年齢が高いのでは?と思うほど穏やかで天真爛漫な少女です。

究極の癒し系キャラとして、なくてはならない存在です。

雪村 恵

あおいの母親で少し過保護気味なところがあり、あおいが登山を始めた当初は登山活動に対してあまりよく思っていませんでした。

ゆるふわ野外活動系アニメや漫画には自由奔放な親だったり、海外赴任の親がよく登場したりしますが、あおいの母親である雪村恵は

「女の子だけで登山なんてとんでもない」というスタンスで親として至極真っ当な対応を見せてくれます。

ヤマノススメでの「親のハードル」としての存在感を見せています。

最初は否定的であった恵ですが、あおいの必死の説得や娘の成長を通して徐々に理解を深めていき、最終的には娘と一緒に「霧ヶ峰」に登っています。

倉上 健一

ひなたの父親で、登山知識が豊富であおいやひなたたちのよき理解者で登山のアドバイザーでもあります。

ひなた自宅で2人がアウトドア料理対決をした際には、ひなたに頼まれてこっそりとアウトドア飯を作ってくれたりする優しいお父さんです。

あおいたちの富士山登頂チャレンジの後、あおい、ひなた、あおいの母と共に霧ヶ峰へ登山に行きました。

青羽 麻衣

ここなの母親。ここなが4人の中でもずば抜けた家事力を持っているのは、両親が仕事で不在がちのためいつも自分で身の周りのことをしているためです。

ここなの誕生日にはいつもより早めに帰宅しており、ここなのために新しい登山靴をプレゼントに用意しました。

必死に子育てと仕事を両立している麻衣は、ここなの真っ直ぐな性格からもここなにとって良い親なのだとわかります。

まとめ

今回は「ヤマノススメ」で原作・死ぬと検索されている意味について考察してみました。

1.「ヤマノススメ」パロディ漫画と共にネット掲示板での発言が組み合わさり「原作で登場人物全員死ぬ」という誤解が生まれた可能性。

2.登山がテーマの物語ということで、一歩間違えれば死と隣り合わせの雪山へ女子高生が軽装備で登山している画像から「山を舐めている」と言われた可能性。

これらの事由がヤマノススメ4期アニメ化に伴って、原作を観たことのない、初見の方々が気になるキーワードとしてピックアップされてしまったと考えられます。

そしてヤマノススメ登場人物全員死ぬのではという噂ですが、こちらもそのような事実はありませんでした。

【ヤマノススメ】は登山初心者にもわかりやすく、登山の魅力や知識を伝えてくれています。

また、少女たちが大人になるまでの心の成長を描いた作品でもあります。

大人になっても、子供の時の約束や憧れをずっと大切にするような気持ちは大事だと思いますし、どんな困難な目標だとしても達成するために互いを信じる心をこの漫画は教えてくれています。

202210月にアニメ4期が放送決定していますが、あおいたちがどんな成長を見せてくれるのが今からとても楽しみですよね!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

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