「新NISAをはじめるなら、証券会社と銀行どっちがいいのだろう?」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
「証券会社って、使ったことがないから不安だな」
「銀行の方が使い慣れているから、安心な感じがする」
「将来に備えて、後悔しないためにしっかり選びたい」
はじめての投資だと、分からないことが多くて悩みますよね。
この記事では「証券会社」と「銀行」でなにが違うのか、”メリットとデメリット”や”比較すべきポイント”を解説していきます。
これを読むことで、証券会社と銀行の違いを知り、どちらで口座開設すべきか簡単に理解できますよ。
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新NISAとは簡単にわかりやすく説明
あけましておめでとうございます🎍
みんなにとって笑顔あふれる1年になりますように🌈
そして今日から待ちに待った新NISAがスタートしたよ🎉✨資産形成のキーワードは引き続き「長期・積立・分散」!2024年もNISAとワニーサをよろしくね! pic.twitter.com/Nx1qvkfGCC— 【公式】つみたてワニーサ (@Wa_nisa_FSA) January 1, 2024
そもそもNISAとは?
証券会社と銀行のメリット・デメリットを解説する前に、「そもそもNISAってなに?」を簡単に説明します。
NISAとは、少額から投資を行うための非課税制度です。
人生にはさまざま場面で、お金が必要です。将来に備えて、少額から投資をはじめられるよう、設けられました、投資初心者にやさしい制度となっています。
また、NISA最大の特徴は”非課税”であること。
一般的に、投資で得られた利益には、約20%の税金がかかります。
しかしNISA口座を利用すれば、その利益に税金はかかりません、利益を「まるごと」受け取ることができます。
新NISAとは?
2024年1月から導入され話題となっているのが、”新NISA”です。
以前のNISAから「非課税で保有できる期間」や「非課税で投資できる限度額」などが変更され、以前より利用しやすくなりました。
では「新NISAはどのような制度なのか」ポイントを押さえておきましょう。
新NISA制度のポイント5つ
1、新NISAには、2つの枠がある
「つみたて投資枠」と「成長投資枠」この2つの枠があります。どちらか一方だけ or 併用して投資が可能です。枠によって、投資できる額や選べる商品に違いがあります。
✔︎まずは「つみたて投資枠」と思っておきましょう。
2、1年間で投資できる額に上限あり
1年間で投資できる上限額が決まっています。
つみたて投資枠は120万円、成長投資枠は240万円です。
併用できるので、1年間に最大360万円の投資ができます。
3、総額で投資できる額に上限あり
総額1800万円まで投資できます。(そのうち成長投資枠は1200万まで)
✔︎最大の360万円を積み立てていくと、5年間で上限に到達します。
上限に達した場合、売却すると、その金額分を再投資可能です。
4、非課税期間は無期限
いつまでも非課税なので、好きなタイミングで売却できます。
5、投資できる商品が多い
つみたて投資枠は、金融庁が定める基準を満たした、長期・分散投資の商品。
成長投資枠は、つみたて投資で取り扱う商品のほか、株式など、基本的にはなんでも投資できます。
参考:新しいNISA|金融庁
https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/nisa2024/index.html
新NISAは証券会社と銀行どちらがお勧め?メリット・デメリットは?
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結論、新NISAをはじめるなら「ネット証券」がおすすめ。
理由は、以下の3つです。
・取扱商品が多い
・手数料が低い
・ポイントサービスが充実している
さっそく、メリット・デメリットを解説していきます。
💡ポイント
・新NISA口座は、1人1口座までしか開設できません。
・金融機関(証券会社・銀行)は途中で変更可能です。
しかし、年単位での変更となるので、最初の段階からしっかりと選んでおきましょう。
新NISA証券会社のメリット
1、取扱商品が多い
金融機関ごとに取り扱っている商品が違うので、注意しましょう。
商品数が豊富だと、いろいろ比較して選べます。
「その商品の投資先はどこか?」「手数料がいくらか?」などを比較しましょう。
以下が、金融機関ごとの商品数です。
ネット証券の商品数が、圧倒的に多いと分かりますね。
金融期間ごとの取扱商品数
つみたて投資枠 | 成長投資枠 | ||
ネット証券 | SBI証券 | 218 | 1155 |
楽天証券 | 220 | 1114 | |
総合証券 | 大和証券 | 31 | 142 |
野村證券 | 19 | 408 | |
銀行 | 三菱UFJ銀行 | 24 | 347 |
ゆうちょ銀行 | 15 | 56 |
調査日:2024年1月24日
2、手数料が低い
新NISAは、無料で利用できる制度です。
しかし「商品を買ったとき」「保有している間」「商品を売ったとき」に手数料がかかることがあります。
特に、「保有している間」に発生する手数料(信託報酬)を確認するとOKです。
手数料は、購入した商品の運用や管理にかかる費用です。
しかし長期間払うことになるので、なるべく安く抑えたいですね。
安さの基準は、「年0.1%~0.3%」と言われています。参考にしてみてください。
手数料(信託報酬)が年0.2%以下の商品数
つみたて投資枠 | 成長投資枠 | ||
ネット証券 | SBI証券 | 50 | 131 |
楽天証券 | 64 | 89 | |
銀行 | 三菱UFJ銀行 | 11 | 25 |
ゆうちょ銀行 | 3 | 3 |
調査日:2024年1月24日
手数料が年0.2%以下の商品数は、ネット証券が優勢です。
そもそもの取扱数に圧倒的な差があるので、当然かもしれません。
これだけ数があると、しっかり比較して選択できます。
3、ポイントサービスの充実
新NISAでお得にポイントを貯められます。
ポイントを貯める方法は、
・クレジットカードで決済し、ポイント還元を受ける
・保有残高に応じて、ポイントを付与される
この2つです。
ポイントカードサービスの有無
クレカ積立 | 保有残高に応じたポイント付与 | ||
ネット証券 | SBI証券 | ○ | ○ |
楽天証券 | ○ | ○ | |
総合証券 | 大和証券 | × | × |
野村證券 | × | × | |
銀行 | 三菱UFJ銀行 | × | × |
ゆうちょ銀行 | × | × |
ネット証券のみ、ポイントサービスが受けられます。毎月の積立が少額でも、長期運用すると大きな差になるため、「ネット証券」がおすすめです。
また、貯めたポイントを投資に利用できるサービスもありますよ。
新NISA証券会社のデメリット
1、窓口で相談できない
デメリットをあえてあげるなら、「窓口で相談できない」ことでしょうか。
実店舗がないので、対面で相談できません。
「自分で調べるのが苦手」「どの商品を選べばいいか決められない」こういった方は、窓口がないことをデメリットに感じてしまうかもしれません。
新NISA銀行のメリット
1、窓口で相談できる
こちらは、ネット証券と違い窓口があります、「信頼できる銀行マンに相談に乗ってほしい」「対面だと、安心できる」こういった方は、銀行で口座開設するのがよいでしょう。
納得できる方法で、商品を選ぶことも大切です。
新NISA銀行のデメリット
1、証券会社のメリット=銀行のデメリット
さきほど、ネット証券で口座開設するメリット3つをあげましたが、「ネット証券で口座開設するメリット」=「銀行で口座開設するデメリット」となります。
簡単におさらいしましょう。
2、取扱商品が少ない
比較して選択するためには、取扱商品は多い方がいいです。
しかし銀行では、ネット証券の半分にも満たない商品数しかありません。
3、手数料が高い
銀行など窓口をもっている金融機関では、人件費がかかるため手数料が高くなる傾向があります。
4、ポイントサービスが充実していない
クレカ決済など、ポイントサービスが少なく、長期間積み立てるのであれば、デメリットです。
5、営業を持ちかけられる場合がある
窓口で相談できると安心感がありますが、営業をされて嫌な思いをするかもしれません。
相談に乗ってもらっている側なので、断りにくいですよね。
特に信頼できる銀行マンがいない場合は、あまりおすすめできません。
新NISA証券会社と銀行ならどっちがお勧め?
比較ポイント | ネット証券 | 銀行 |
取扱商品の数 | ◎圧倒的な数 | △少ない |
つみたて設定の自由度 | ||
最低積立金額 | ◎100円~ | ○1000円~ |
積立頻度 | ◎毎日、毎週、毎月など | ○毎月 |
手数料 | ◎低い | △高い |
ポイントサービスの充実度 | ◎ポイント貯まる | △ポイント貯まらない |
結論は新NISAを始めるならネット証券会社がおすすめです。
繰り返しになりますが、
・取扱商品が多い
・手数料が低い
・ポイントサービスが充実している
こちらが理由です。
「つみたて設定の自由度」もよく比較されるポイントですが、ネット証券と銀行でそこまで大差がないため、気にしなくても大丈夫です。
投資初心者にとって、証券会社はハードルが高く感じるかもしれません。
でも新NISAは株式投資やトレードとは違い、はじめの設定を済ませてしまえば、ほとんど放置してしまってOKです。
ネット証券は利用者も多く、有益な情報がたくさん出回っています。
分からないことを調べたとき、ネットには、”すでに答えがある状態”なので、安心して利用できるのではないでしょうか。
💡投資をはじめる最大のメリット
自分で投資について調べるきっかけになり、考える習慣が身につきます!
ネットには、分かりやすい情報がたくさん転がっていますので、小さくコツコツはじめていきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
この記事では、証券会社・銀行のメリット・デメリットを解説してきました。
どの金融機関で口座開設するか、比較すべきポイントが理解してもらえたと思います。
最後に、ポイントを整理しておきましょう。
・NISA最大の特徴は「非課税制度」
・新NISAをはじめるなら、ネット証券がおすすめ
・ネット証券は「取扱商品が多い」「手数料が低い」「ポイントサービスが充実している」
新NISAは、通常20%の税金がかかるところを、”非課税”で利用できるので、やっぱり魅力的な制度です。
2024年から制度が改定されて、より利用しやすくなっています。将来に備えて、投資していきましょう。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。