南の島で綺麗な魚に囲まれて泳ぎたい!
大きなジンベエザメやマンタを近くで見てみたい!
あんなにダイビングに憧れてライセンスを取ったけれど、最近行ってないな・・海。
となってしまう方(特に一人でダイビングを始める方)が結構多く、そのままでいると半年、一年ダイビングに行かずにブランクダイバーの出来上がり!
そうならない為に、ライセンスを取って間もない方や、これから取ろうと思っている方にダイビングのライセンスを取った、その後にやっておいた方がいい事をお話していきたいと思います。
下記クリックで好きな項目に移動します
ブランクダイバーについて
ブランクダイバーの明確な定義はありません。
一定期間(半年から一年くらい)ダイビングをしないとブランクダイバーと定義されるようです。
みなさんは、どうしてライセンスを取得しようと思ったのでしょう?
テレビで見るような綺麗なお魚と一緒に透き通るような海で泳いでみたい。
マンタやジンベエザメを近くで見てみたい。
可愛いイルカと泳いでみたい。
ダイビングのライセンスを取得したくてお店に来る方に話を聞いていると、ライセンスを取ったらやってみたい、あんな事やこんな事のお話がたくさん聞けます。
それでもライセンスを取ってダイビングに慣れてきて、これから楽しくなるはずの時期に海に潜りに来なくなるダイバーがいることも事実。
健康上の理由や金銭的な面とか家庭の事情とか致し方ない部分もあるでしょう。
またリゾートなどでライセンスを取得した方で家の近くにダイビングショップがないという理由もあるでしょうし、いつも行くショップが無くなってしまった方もいるかも知れませんね。
でももっと根っこの部分、ダイビングをやりたいという気持ちの部分でダイビングから遠ざかる人が多いと思うのです。
気持ちの部分でブランクダイバーになる理由
危険な思いをした:
オープンの講習が終わるとダイバーとして認定され、慣れるまでの間は講習を行った海や浅めのビーチからダイビングを始めていきます。
しばらく海に慣れたあとで、もっとスキルアップできるような深い場所でのダイビングやお店の開催するツアーなどに参加することが一般的ですが、いきなりツアーに連れて行くショップも中には存在します。
初心者のうちにオープンの講習では見たこともない環境で潜るということは相当のストレスがダイバーにかかります、いくら講習でやっていてもトラブルになるのも仕方ありません。
そのリスクを承知でインストラクターやガイドが初心者ダイバーに寄り添えばいいのですが、大勢のダイバーと海に入るので一人だけを見ているわけにもいきません。
結果、ストレスをかかえた初心者ダイバーはトラブルを起こしてしまい、何とか解決したものの非常に怖い思いをしたと感じてお店やダイビングから遠ざかってしまう。
嫌な思いをした:
オープンの講習が終了するのを見計らって器材の購入を勧められ、お店指定の高い器材を買わないと(他のショップで買った器材は持ち込み禁止)ダイビングできないというお店が存在しています。
もちろんお店としても商売である以上仕方ありませんが、かなり強引な勧誘をするお店も現状あります。
せっかくダイバーになってダイビングを楽しみたいと思っているのにこんな思いをしてしまってはやる気もなくしますよね?
他のダイバーに迷惑をかけた:
ライセンスを取ったお店でダイビングをしていても講習中は出来たことが出来なかったり、ちょっとしたトラブルを起こしたり。
それが初心者というものであって、インストラクターやガイドはそういう(初心者がトラブルを起こすかも知れない)ことも織り込み済みでガイドするのですが。
海況の変化や、新人ガイドやインストラクターではトラブル解決に時間がかかったりしてしまい、結果として他のダイバーを待たせてしまうことになります。
初心者からすれば、スキルがうまく出来なかったと後悔することはもちろん、せっかくファンダイビングを楽しみに来ている他人に迷惑をかけてしまったという記憶しか残らず、お店に行きにくくなってしまいます。
インストラクターやガイドの発言に傷ついた:
初心者のうちはまだまだインストラクターに頼りたい時期、講習中あんなに自分に寄り添い、できないスキルは丁寧に出来るまで教えてくれたインストラクターと一緒に海に潜る。
きっとまたいろいろアドバイスもしてくれるし、自分を気にして見ていてくれるだろうなと楽しみにしていたら、ダイビングが終わりログ付け中に大勢の前で言われたことは、講習中にやったこと忘れちゃってましたね~でした。
インストラクターからすれば、ほんの冗談のつもりで言った笑い話だったのでしょう、でもこのお客様はしばらくこのお店に行きませんでした(これ実話です)。
いままでお話してきた事で気づくことがあります。
それは初心者ダイバーがお店に来なくなったり、ダイビングから遠ざかることの理由の一つに、インストラクターやお店側に原因があることが多いということ。
ダイビングの初心者は講習中にいろいろと面倒をみてくれたインストラクターがいるお店だから潜りに行く、また褒められたいな、とかいろいろ話してもらいたいな、とかそんな思いをダイビングに行くモチベーションにします。
ダイバー本人の理由によるところも多いでしょうが、お店側やインストラクターが配慮できなかったことでダイビングから遠ざかってしまう初心者ダイバーも多いのです。
ライセンスを取ったら出来るだけ早くやってほしいこと
講習中やファンダイビング初期の段階で友人を作ろう!
そもそも一人でもダイビングを続けていける人は、初期の段階で自分のダイビングスタイルが確立されていることが多く。
自分が通うショップでのダイビングスタイルが合わなければ他のショップでダイビングしたり、バディ(セルフ)ダイビングで潜ったりと臆せずどんどんチャレンジして行けます。
その段階に到達する前の、まだ自分自身のダイビングスタイルが確立されていない段階で、これまでお話した事柄が起こるとブランクの可能性が高まります、その前にどうすればいいか。
自分のダイビングを続けるモチベーションを保つ為に、オープンの講習中やダイビング初期の段階で一緒にダイビングができる友人を作りましょう!
先ほどのインストラクターやガイド、お店のスタッフに相談できないメンタル面などの相談も出来るし、一緒にダイビングの日程を合わせることでダイビングに行くモチベーションにもなります。
いろんなお店に行きましょう!
講習が終わるころになるとお店はあの手この手で囲い込みを狙います。
自分のお店で潜りつづけてもらいたいのはもちろんですが、この先ツアーやステップUPコースに入ってお店にお金を落としてもらいたいのが本音。
他のお店に行かないように講習の時に器材を購入してもらい、メンテナンス無料券などを配布したり、ファンダイビングの割引などをプレゼントしているお店も多いです。
もし後になってお店が合わないなと思っても上記のような理由でお店から離れられなくなる前に、必要最低限の器材やレンタルで講習は受けましょう!
そして講習を修了してダイバーになったら、いろんなお店に行って潜ってみることをお勧めします。
いろんなお店に早い段階で潜りに行くと自分のやりたい興味のあるダイビングに合うお店が見つかります、友人と一緒でなくてもそんなお店が見つければダイビングが続けられます。そんなお店の開催するスペシャルティダイバーコースに入ることもお勧めです。
カメラ、深く潜る、流れのある海で流される、大物、小物、寒い海で潜る、温かい海でしか潜りたくない、地形が好き、タコだけ見ていたい、南の島のカラフルなお魚が好き、書き出すとキリがありませんが(笑)。
自分のやりたいダイビングが出来る、そんなリクエストにもできるだけ応じてくれるお店を早く見つけること、これ重要な事です。
お店のスタイルを見極めよう!
ボートダイビング主体なのかビーチダイビングのみのお店なのか、講習中心のお店なのか。注意していれば早い段階でお店がどのような主体で運営しているのかがわかってきます。
オープンのライセンスを取ったお店で、自分がやりたいダイビングが出来ないならお店を変えることもいいと思います。
不幸にもライセンス講習中に嫌な思いをしたら、講習中でもお店は変えられますし、ライセンスを取るまでは我慢して取ってからは他のお店に行くこともOK、そんな時にも相談できる友人ダイバーがいると心強いですよね?
ダイビングを続けていく人は少なからず自分のダイビングスタイルが確立しています、初心者ダイバーさんも、早い段階で自分の興味のあるダイビングができるお店を見つけて、自分だけのスタイルを確立させてください。
まとめ
ライセンスを取ったら一緒にダイビングできる友人を見つけよう!
いろんなお店に潜りに行こう!
お店のスタイルを見極めて自分に合う合わないの判断をしよう!
自分にとって楽しいダイビングを長く続けていくためにも、ブランクダイバーにならないためにも!!
最後まで読んで頂いてありがとうございました。