ダイビングの最中に自分の事やバディの事だけではなく、周囲のダイバーやトラブルを抱えているダイバーにも気を配れて、必要な時には手を差し伸べることが出来る。
そんなダイバーってかっこいいと思いませんか?
今回はそんなダイバーを育てるコースのお話しをしていきたいと思います。
下記クリックで好きな項目に移動します
レスキューダイバーとは?
ダイビングにも慣れてきて、自分の小さいトラブルならインストラクターやガイドに頼らずに、解決できるようになってきた!
中性浮力にも慣れてきて思うようにホバリングも出来るようになってきた!
ダイビングが楽しくて楽しくてしょうがない!!
うんうん!!このままたくさん潜っていろんな経験をしてベテランダイバーの仲間入りを目指しましょう!!
気持ちに余裕ができるとダイビング中にいろいろなことに気づくようになってきます。
例えば、エントリーポイントですでに疲れてしまっている超初心者ダイバーさん。
インストラクターやガイドよりもだいぶ深い所に潜ってしまっているダイバーさん。
水中でマスクに入った水をクリアーしようと慌てているダイバーさん。
そんな時にインストラクターやガイドさんがいち早く気づいて手助けしてあげれればいいのですが、そんな時ばかりではありませんね。
特に初心者ばかりのファンダイブではインストラクターが一人だけだとタイムリーに駆け付けられないことも。
そんな時に役立つのがレスキューダイバーのカリキュラムです!!
そんなトラブルになっているダイバーさんにそっと寄り添って手助けをしてあげる。
インストラクターやダイブマスター程のレベルまでにはいかなくても、周りのダイバーのトラブルにを解決する手伝いができる、そんな素敵なダイバーがレスキューダイバーなんです!
レスキューコース参加前条件
おおっ!そんなコースがあるのか!と俄然やる気になった、そこのあなた!
せっかくのやる気を削ぐようで申し訳ないのですが(悲)、レスキューダイバーのコースに入る前の条件があるんです! それを参加前条件といいます。
※参加前条件:アドベンチャーダイバー(ナビゲーションダイブ終了済)以上かエマージェンシーファーストレスポンス(EFR)プログラム修了者。
良くわかりませんよね (汗)
アドベンチャーコースとありますが、実質アドバンスコース修了者ということ。
EFRコースは心肺停止などの即座に命にかかわるような状態の救命措置を学ぶ一時ケアと、
即座に命にはかかわらない病気や怪我などの二次ケアについて学習するプログラムです。
みなさんの周辺の施設や学校などでも目にしたことがあるAED(自動体外式除細動器)についても学ぶんですよ!
レスキューと名のついている通り、このEFRで学んだ知識やスキルをコース内でも頻繁に使います。
レスキューコースに入る為の条件が2つあり!
アドバンスコース及びEFRコースを終了していること!
レスキューダイバーコースとは?日数は?料金はいくらぐらいかかる?
レスキューダイバーコースは、学科講習が1日、海での講習が2日、合計3日間で行うのが一般的です。
費用は大体EFRコースが2万円前後 レスキューダイバーコースが5万円から6万円前後
(ショップによって料金設定がかなり差があるので、直接お店に聞いてくださいね)
学科講習
オープンウオーターダイバーコースでやったのと同じように、事前にテキストで勉強し最後にテストがあります。
落とすためのテストではないので心配はいりませんが、きちんと勉強してくださいね。
海洋実習1日目
レスキューの基本的なスキルを習得しながら、チーム内で救助する人、される人、アシストする人等に役割を決めて様々なシナリオに従いレスキュースキルを学びます。
(疲労ダイバーやパニックになっているダイバー、反応がないダイバー等々)いろいろな役割を交代で演じつつ対処法を学んでいきます。
海洋実習2日目
1日目の続きですが、主に水中での意識のないダイバーを水面にコントロールしながら引き上げ、
水面からエキジットさせ救急車を呼ぶまでと言った一連のシュミレーションを交代で行います。
水中で事故者を演じたり、水面で事故者の顔を水に付けないようにキープしながら器材を外したり、そのままキープしつつエキジットポイントまで曳航しながら人工呼吸をしたり(フリですが)。
と実際に事故が起こったかのような緊迫した雰囲気の中、チームで助け合い声を掛け合いながらコースが進んでいきます!
いろいろチームで考え試行錯誤しながら問題を解決していくので自然に連帯感が生まれ、仲良くなったこの時の仲間達とファンダイビングを続けている人も多いんですよ!
レスキューコースの終わった後の達成感と感動はオープンの比ではありません!
ついでにインストラクターの厳しさもオープンの比ではありません(笑)!!
そしてインストラクターの偉大さを実感できます!!!
でもダイバーとしての意識も変わりますし、なにより自分のスキルが格段にUPします!
そして、コース終了後に自分が海に潜ったら、自分自身やバディの事だけでなく、必ず周りのダイバーに気を配れるようになっています!
最後に
ダイビングがますます楽しくなって余裕もでてくるので、このあたりからはいつもの海だけではなく、どんどん武者修行と称するツアーに出ましょう(笑)!
お店の開催するツアーでもいいし、ダイビングスポットのサービスに直接申し込むのもOK
レスキューダイバーであればどこのお店側でも安心して受け入れてくれます!
たくさんいろんな海に潜って経験値を上げていきましょうね!
そしてレスキューダイバーとして経験を積めば・・
プロへの第一歩!ダイブマスターコースに挑戦することもできちゃいます!
でもダイブマスターって取得に3か月くらいかかるんです・・あとお金も・・
詳しい話はまたの機会にしましょうね(笑)
最後まで読んで頂いてありがとうございました。