晴れてダイバーの仲間入り、お気に入りのお店でダイビング!
18Mの海の底は綺麗な魚でいっぱい!
でも、せっかくダイバーになった以上、もう少し深い海に潜ってみたいと思いませんか?いろいろな体験をしてみたいと思いませんか?
しかもそのライセンス、早めに取ると爆発的にスキルUPに繋がります。
今回はそんなお話をしていきたいと思います。
下記クリックで好きな項目に移動します
アドヴァンスド・オープン・ウオーターダイバーコースとは?
アドヴァンスド・オープン・ウオーターダイバーコース。
オープンの講習中に、またはファンダイビング中にインストラクターやお店のスタッフから一度は聞いたことがあるかも知れません。
ダイバーデビュー直後はライセンスを取ったお店で慣れるまで潜りながら脱初心者を目指します。
経験本数(ダイビングは使用したタンク本数=経験本数とカウントします)も10本、15本と増えていき、ダイビングにも慣れてくると思うことがあります。
もっと深い所で潜ってみたい!!
海の中で迷わずに行きたい所に行ってみたい!!
水中でインストラクターのようにピタッと止まってみたい!!!
周りのベテランさんや上手い人を見てると 自分も上手くなりたいと思うようになりますよね、
そんな願いを叶えてくれるコース、それがアドバンスド・オープン・ウオーターコースなんです!
PADIのHPによれば、アドバンスド・オープン・ウオーターコース(以下アドバンス)とは、エントリーレベルのダイバーが水中写真や魚の観察等。
アドベンチャー・ダイブに興味を持ったら”すぐに次を試してみよう”という希望に対応できるように設定されています。
と書いてあるのですが、 ちょっとピンときませんよね?(汗)
要はオープンウオーターのライセンスを取って海に慣れたら、いろんなことに興味が出るから そのためにいろんなコースを用意してますよ!ってことです。
アドヴァンスのライセンス講習内容は?どんなことをやるの?
アドバンスコースの講習内容
オープンの講習の時のようなテストはありません、ただしテキストの問題集は自分で埋めておく必要があります。
Cカードを持つダイバーであれば24種類のアドベンチャーダイブの内から5種類のアドベンチャーダイブを選択することで取得できます。
5種類を選択するのですが、水中ナビゲーション、ディープ、は必須ダイブで必ず選択します。
残り3種類は個々の好みで選択するのですが、中にはインストラクターが開催資格を持っていないと開催できないものや、人気がないものなど。
店の都合で開催できないものがあるのでお店で良く相談してくださいね。
※この24種類のどれかを選んでもアドバンス講習の中で行うことで、それぞれのスペシャルコースの1ダイブ目とカウントしてくれます。
本格的にスペシャルコースに入ってCカードが欲しい!と思ったら そのスペシャリティコースに入ることもできます。
最短2日で取得できます
例として 1日目:水中ナチュラリストとディープ。2日目:中性浮力とナビゲーション 午後からサーチ&リカバリーというような感じです。
アドバンスコースで選択するアドベンチャーダイブとは?
普通に潜るだけではなく特殊なスキルや知識が必要になったり特別な環境で行うダイビングのことでPADIでは24種類用意されています。詳しくはPADIのHPをご覧ください。
オープンウオーターとの大きな違いとアドバンスを取ったほうがいい理由
オープンとアドバンスの違いやメリットとデメリット
オープン:最大18Mまで潜れるライセンス
アドバンス:最大30Mまで潜れるライセンス(取得コースによって40Mまで)
これが一番大きなオープンとアドバンスの差です。
ダイバーにとってもお店側からしてもこの差は大きいですよ!
どういうことか説明していきましょう。
オープンを取った直後は講習を受けた海や、講習を受けた環境に近い海でのファンダイブを楽しむことになります。
これは18Mまでという制限があるので、主に海岸からエントリーするような浅い海でのダイビングに限られるからです。
この制限を取り除いて18M以上の海でも潜れるようにと用意されたコースがアドバンスコースなのです。
ダイバーのメリット
オープン取得後海に慣れてきたダイバーにとって、アドバンスコースを終了することで30Mまで潜れるようになり様々な環境や条件下でも潜ることができるようになります。
そして自分の興味のあるスペシャルコースのライセンスも取れるようになります。
水中写真を撮るとか!深い海に潜るとか! 急な流れの海に潜るとか!! 当然スキルアップに直結します。
ダイバーのデメリット
関東の伊豆の海を例にすれば東伊豆や南伊豆また西伊豆など、たくさんのダイビングスポットがありすべて環境が違いダイバーにとっては素敵なポイントばかりですが。
基本的にボートで沖に行くダイビングが主流なんです!
つまり沖で深い海に潜るダイビングになるのでライセンスを取り立てのオープンダイバーには厳しい環境だということ。
そう・・なかなかお店で主催するダイビングツアーに参加できない のです。
海岸から歩いてのダイビングやお店の近くからエントリーするダイビングでスキルUPをしている最中のダイバー初心者にとって
ボート・ディープ・ドリフト等の要素が絡むダイビングは辛いの一言です。
ダイバーとしてはまだ経験が浅いうちにアドバンスを取っても厳しい環境下でのダイビングは辛さがあります。
そしてまだ海に慣れていないやっとオープンの講習が終わったばかりなのに、またコースに入り 少なからず勉強と海での講習・・ 結果海を楽しめない。
お店側のメリットとデメリット
お店側としてはせっかく囲い込んだお客様を一番の収益があがるツアーに誘えない、これはお店側の最大のデメリットです。
ということでお店側は早くアドバンスにステップUPしてもらおうと躍起になります。
お店の中にはオープンの講習前からアドバンスコースにセットで入れようとしますが、それはこういう理由からですね。
お店としては収益も上がるしアドバンス以上のダイバーはいろんなツアーに誘えるようになるのでお店の定着率も上がる(逆な場合もありますが)
それ以上のコースにも入ってもらえる可能性も出てきます。
こういう理由でお店はあの手この手でステップアップしてもらおうとするのです。
結論
まだダイビング自体に慣れていないうちは慌てず見送ったほうがいいと思います。 いつでもアドバンスには入れます!
まずは自分がよく行く海で慣れて納得してから入ることにしましょう!!
それでも最短で取るほうがいいと思う理由
えっ!! 言ってることが違うじゃん!! 最短で取ったほうがいいって言ってたじゃん!!
鋭い突っ込みがありそうですね(笑)
いままで説明してることが正論です。もちろん慣れてからアドバンスのコースに入るのが一番無難でリスクも少ないです。
でも でもですよ。 経験上オープンのコースを終了した海でならアドバンスへのステップアップはリスクが少ないと思っています。(あくまでも個人的な意見ですが)
オープンを取ってすぐに経験本数10本にも満たないうちからアドバンスのコースにというのは無理があります。
20本30本近く潜っているダイバーなら十分にアドバンスのコースもこなせるようになっている事が多いです。
運転免許も原付で走り回っても所詮制限があるなかで上手くはなりますが
中型免許を取って実践しながら上手くなるほうが結果最短だと思うのです。
もちろん安全には十分留意しての話ですが。
オープンを取って、18Mまでの海で何十本も潜りまくってアドバンスを取る。
…というよりも!!
できるだけ早く30Mまで潜れる資格を取ってインストラクターやガイドの管理下で安全にスキルを磨いて欲しいのです。
極端な話ですが、インストラクターやガイドはずっとオープンで100本潜っているダイバーより、アドバンスやレスキューダイバーで50本や70本のダイバーを信用します。
なぜかと言うと、アドバンスやレスキューコースを終了して知識やスキルを学び、海で実践することででスキルや経験値が上がります。
すると、見る目線も違ってくるから、自分のことだけではなく周囲にも気を配れるようになるのです。
なので、ライセンス取り立てのみなさんにはゆっくり急いでゆっくり急いでアドバンスコースにステップアップしてもらいたいなと思っています。
まとめ
オープンのライセンスを取った海になるべく多く潜って早く慣れよう!
そして早い段階でアドバンスのコースに入ろう!
18M以上の海にインストラクターやガイドについてもらって慣れていこう!
お店側の都合でアドバンスのコースに入ることは止めておこう!
最後まで読んでもらってありがとうございました。