『週刊少年ジャンプ』で現在連載中の青春ギャグ漫画【高校生家族】が打ち切りになるのではないか?と噂されています。
シュールで魅力あふれるキャラクター、突き抜けた設定で繰り広げられる群像劇が面白い!とじわじわ人気上昇中の高校生家族ですが
ここにきて掲載順の急落で、打ち切りを心配する声もちらほらと上がっています。
ファンとしてはずっと読んでいる好きな作品が打ち切りになったら悲しいですよね・・・
それでは今回は【高校生家族】の打ち切りの噂について考察していきたいと思います。
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高校生家族の掲載順が急落で打ち切り決定?
高校生家族 5https://t.co/8B08fHSKNe
ジャンプコミックスDIGITAL「高校生家族」5巻、2月4日配信スタート!!
— PHOTON (@3dprinterPHOTON) April 16, 2022
それでは、掲載順とはどういった意味を持つのでしょうか。
ジャンプにはアンケートはがきがついており、面白かった順番に3つ作品を書くという内容で集計をとっています。(電子版アンケートも有ります)
このアンケート結果から掲載順が決まる傾向にありますが、新連載や実写化などで編集局の推したい作品、注目作品という理由で前に持ってきたり、
同じジャンルの漫画が連続にならないような並びで掲載順を編集長が決めているとのことです。
基本的には、アンケート票数が多い=人気の高い漫画であるということで週刊少年ジャンプではこのアンケート結果を非常に重要視しており、「アンケート至上主義」とまで言われています。
掲載順が人気順と言われている中で、高校生家族の突然の順位急落は多くの読者に不安を与え、打ち切り説を加速させてしまったのではないかと思います。
現在の掲載順位は?
週刊少年ジャンプ2022年20号の掲載順はこちらです。
1位 呪術廻戦(巻頭カラー)
2位 SAKAMOTO DAYS
3位 逃げ上手の若君
4位 アオのハコ
5位 高校生家族
6位 マッシュル-MASHLE-(センターカラー)
7位 地球の子
8位 WITCH WATCH
9位 Pain Killer(読み切りセンターカラー)
10位 あかね噺
11位 ブラッククローバー
12位 僕とロボコ
13位 あやかしトライアングル(センターカラー)
14位 PPPPPP
15位 夜桜さんちの大作戦
16位 うぇあしば!(読み切り)
17位 アンデッドアンラック
18位 ドロンドロロン
19位 キミの心を奪うテク(読み切り)
20位 アヤシモン
21位 守れ!しゅごまる
休載 ONE PIECE HUNTER×HUNTER 僕のヒーローアカデミア
ということで前回のワースト2位からまたまた順位が上がりまして
21作品中、高校生家族は現在5位となっています。
確かにアンケートによって一時的に掲載順が上がったり下がったりはしますが、掲載の順位が低いからと言って即打ち切りとなるわけではないと考えられます。
長期的に掲載順位が低いままだと危険かもしれませんが、高校生家族については巻頭カラーになるときもありますし、5位以内に入るときも多いので、打ち切りはないと思います。
高校生家族の掲載順が急落した原因は?
高校生家族の家谷一郎(46)は誰よりも高校生の自覚が強いから家族の中で一番充実した高校生活と青春を送ってる事に対する説得力が凄い pic.twitter.com/qn5znnU5X6
— 雨音 (@klangregen105) February 9, 2022
高校生家族は2020年9月から連載が始まり、掲載当初は約20作品中後半あたりをうろついていました。
しかし、連載が続いていくと半年すぎたあたりから掲載順が上がりだし、最近は中間順位をキープしていました。
「ジャンプ」16号で巻頭カラーに抜擢されるも、その後の19号でまさかのワースト2位となってしまいました。
その後の20号ではトップ5入りしていますので一時的なものか判断はつきませんが、ワースト2位という急落の原因は一体なんなのでしょうか?
面白くない・つまらないとの声も多数?
「高校生家族」が安定して人気が出始めたのが、家谷家のみんなが高校になじみ出すあたりからですね。
特に評価が高いのが、父一郎の「バレー回」と母静香の「のぶかつ回」です。
父の「バレー回」は、ギャグ漫画を読んでいることを忘れてしまうほどスポーツ漫画として完成しており、
母の「のぶかつ回」というのは、光太郎のクラスメイトの竹林信勝が母静香に自身の母になってほしいと思いを寄せる、こちらも人気の高いエピソードです。
ネット掲示板での反応は
「父のバレー回が面白すぎて、息子のテニス部パートがつまらない・・・」
という声や
「悲惨な家族に見えた序盤はつらかった、お父さんのハイスペックが見えてきてからは結構楽しめてる」
などの反応がありますね。
父・一郎のバレー部エピソードが神がかっているんですよね。
父パートが強すぎて他パートが続いた時にその反動でアンケート結果が振るわないのかもしれません。
高校生家族の新学年のせい?
80話から家谷家、家族全員が2年生へ無事に進級します。新クラスもみんな一緒です。
掲載順が急落した原因は新学年が原因、ということはあるのでしょうか?
1年の終わりから2年に進級するあたりで、主人公・光太郎を取り巻く人間関係がより複雑になってきます。
光太郎の片思い相手の弓木亜梨沙と、光太郎に片思いをするクラスメイトで委員長の屋敷理子との三角関係が話の見どころでもあります。
正ヒロインと言われる亜梨沙に、メガネっ子委員長の屋敷さんのジェラシーがバチバチで目が離せません。
高校生家族はラブコメにも力が入っており、光太郎がラノベ主人公みたいだとも囁かれています。
そのため、光太郎の恋愛パートに興味がない、もっと爽やかな青春ストーリーが見たい、父のギャグ回が見たい!という読者にとってはラブコメの掘り下げが苦しかったのかもしれません。
【高校生家族】実写化はいつ?キャストのお父さんお母さん役を予測!
高校生家族あらすじと登場人物
家谷静香を推す…… pic.twitter.com/W1FxFlBZVQ
— パンケーキ八段 (@mamalaider) May 23, 2021
高校生家族のあらすじを簡単にご紹介しますね。
中学校を普通に卒業した「家谷光太郎」は、高校への進学に期待で胸をふくらませていました。
ところが父「家谷一郎」から自分も高校へ入学して一緒に通うと言われます。
父は元会社員でバリバリ働いていましたが、中卒であることをずっと後悔していました。
長年の夢だった高校生になるために会社を辞めました。
同じく中卒の母・静香と8歳の妹の春香・ペットの猫ゴメスまでもが同じ高校に入学します。
光太郎の青春の行方はどうなってしまうのでしょう・・・?
という展開から始まるお話です。
登場人物
・家谷 光太郎(15→16歳)本作の主人公。
家谷家の長男で家族の中で唯一普通に高校に入学します。
テニス部所属でクラスでの係は「いきもの係」。同級生の弓木亜梨沙に片思いしており、
彼女の隣に住む留学生のハドソン・昌志・ハドソンに嫉妬から対決をしようとする情熱的な面もあります。
・家谷一郎(45→46歳) 光太郎の父。
誰よりも高校生活に憧れを持っており、信念が強い性格。
持ち前の明るさや人間としてのスキルの高さから周囲の人から好かれています。
バレーボールの経験があり、雑用係を経て正式な部員となります。
しかし年齢には勝てないようで、腰痛にたびたび悩まされています。
・家谷 静香(42→43歳) 光太郎の母で野球部のマネージャー。
息子光太郎の同級生の竹林信勝に自分の母親になってほしいと思いを寄せられています。
また、信勝のみならずその母性あふれる立ち振る舞いに部員たちをとりこにしています。
入学当初、家谷家族に対して動揺するクラスメイトに手作りのゼリーを一人一人に渡して混乱を収めました。
・家谷 春香(8→9歳) 光太郎の妹。
8歳でありながら飛び級で高校生になった賢い子供。
将棋部に所属。周りのJKみたいに自分も高校生として振る舞おうと、徹夜でセブンティーンを読み
JK用語や女子高生のマストアイテムなどを丸暗記するような背伸び感が子供らしい一面もあります。
・家谷 ゴメス ペットの猫
鳴き声は「ナーン」弱いものにやさしい猫で、拾ってきた子猫の家族がわりになったり、その子猫の家族が迎えにきた時にはつらくとも送り出すようなまるで人間のような猫です。
まとめ
今回は高校生家族の打ち切りの噂と、本作品の面白さについて考察をしてみました。
高校生家族は、一家全員高校入学というぶっ飛んだ設定ではじまりますが、家谷家ひとりひとりのキラキラした青春模様を丁寧に描いています。
この作品は、青春・スポーツ・ラブコメ・日常・家族愛・・・と数多くの要素の集合体であり、
それらがひとつにまとまって、読み終えた後の安心感で満たされる良質なギャグ漫画だと思います。
人気が出なくて打ち切りや、人気があっても大人の事情で打ち切りになる漫画はこれまでにもたくさんありました。
高校生家族は常にトップの方で掲載されるような爆発的人気はそこまでではないものの、作品の面白さ、安定感により実写化を望むファンも多いです。
「高校生家族」があるからジャンプを読み続けている、という根強いファンの読者が悲しむ結果にはならないでほしいと思います。
新学年を迎え、新しい章がはじまった「高校生家族」をこれからも応援していきたいですね。
最後まで読んでいただきありがとうございました!