『じいさんばあさん若返る』は新挑限(あらいどかぎり)原作の人気漫画です。
2024年4月の春アニメの中でも「絶対見たい」という声の高い作品で、三木眞一郎さん、能登麻美子さんが演じる事でも注目されています。
さらに、老人が突然若返るという内容にはどんな意味やメッセージが込められているのか気になるという意見も見かけました。
そこでじいさんばあさん若返る正蔵とイネ若返りの理由は、若者へ教訓と新婚を楽しむ為なのか調べてみました。
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じいさんばあさん若返る正蔵とイネ若返りの理由!
かなり遅くなったけど「じいさんばあさん若返る」の第5巻を読んだ。病と老い、夫婦愛、家族愛等々、様々な要素が詰め込まれた不思議なラブコメ。砂時計の残りとあとがきの「あとちょっとだけ続きます」に動揺している。どうかハッピーエンドでありますように。#じいさんばあさん若返る pic.twitter.com/g3rzzUOXUf
— 夢沢那智 (@Nachi_Yumesawa) October 7, 2022
まずは『じいさんばあさん若返る』の簡単なあらすじを紹介します。
青森県のある村で生活していた高齢夫婦の「正蔵」と「イネ」は黄金のリンゴを見つけてそれを持ち帰って食べた事から若返ってしまいます。
しかし2人は若返りを受け入れて家族や周囲の人たちの理解も得ながら、新婚時代にはできなかった生活を楽しむ、というストーリーです。
作中では夢に「砂時計」が登場し、大きな意味を持っている事が分かっています。
砂時計は「ひっくり返した砂時計をもう一度ひっくり返すと老人に戻る」という能力があります。
作中では老人でないと解決できない事も起きるのですが、そういう時はもう一度老人に戻って問題を解決するのです。
これは老いてもできる事はあるんだと示しているようにも思えます。
ではじいさんばあさん若返る正蔵とイネ若返りの理由について調べていきます。
新婚に戻って2人で出来なかったことをやるため
正蔵とイネ若返りの理由の1つ目は新婚に戻って2人で出来なかったことをやるためです。
若返った正蔵が真っ先に思いついたのは「新婚旅行に行く」でした。
結婚当初、正蔵とイネは経済的な理由で新婚旅行に行けないまま歳を重ねていました。
正蔵は結婚して50年経ってもイネと新婚旅行に行けなかった事をずっと気にしていたのです。
50年前とは違い交通も便利になり観光地も増えて、何よりも世の中が便利になった事から新婚旅行は絶対に行きたいと考えた正蔵。
新婚旅行に行く為に奔走する正蔵はとても楽しそうです。
イネもイケメンに戻った正蔵とデートできると喜んでいます。
高齢になって出来なくなった事や、新婚時代に2人で出来なかった事をやりたいと考える2人が楽しそうです。
長男からの新婚旅行のプレゼントというのも泣かせます。
新婚時代の後悔したことを償うため
正蔵とイネ若返りの理由の2つ目は新婚時代の後悔したことを償うためです。
イネは元々病弱で高齢になってさらに体調を崩しがちでした。
若返りする前は大学病院に入院が決まっていたほど病状が悪く、かなり厳しい事が描かれています。
正蔵はなおさら貧しかった為に忙しくて、ただ年老いていくだけの自分についてきてくれたイネに申し訳ないという気持ちがありました。
イネが若い時にやりたい事や好きな服を着て出かけたかったんじゃないかと考えていたようです。
2人で若返った事で、正蔵がイネにそういう事もさせてあげたいと考えるのは当然かもしれません。
「若い時にやっておけばよかった」と思っていた事を思う存分やれたらいいなと思える2人です。
新婚を楽しむため?
正蔵とイネ若返りの理由の3つ目は単に新婚を楽しむためです。
2人は駆け落ち同然で結婚し、りんご農園の経営で苦労の連続だった事も分かっています。
さらに親の介護や子育てなどで毎日忙しかった事から、若い頃は同年代の人たちのように遊べなかった事も語られました。
その生活はよくイネが不満を漏らさなかったなと思うほどです。
さらに正蔵も糖尿病を患ってしまい歩くのもやっとという状況だったので、若返りで過去とは違う新婚生活を満喫したいという気持ちはよく分かります。
歳をとってようやく時間が作れるようになっても、体がいう事をきかなくなっていたら新婚旅行は本来なら諦めるしかない夢です。
しかし若返って周囲の理解を得て50年前とは違う生活ができるなら、新婚を楽しみたくなるのは当然ではないでしょうか。
じいさんばあさん若返るの理由は若者への教訓?
「じいさんばあさん若返る」ってマンガ読んだけど、こういう老夫婦ってのは良いね。理想の歳のとり方だ。結婚する気はないけど、そう思う pic.twitter.com/oH65yC15VB
— ぱぷらび (@pr_V_0M0_3) August 27, 2020
子育てや親の介護を終えたところで、若返りという現象が起きたのはなぜかという疑問の答えでもあるように感じます。
作中ではまだその答えは描かれていませんが、理由の1つは「老いる事」を若者にも考えて欲しいというメッセージ性を感じさせます。
さらに老いへの不安は誰にでもあるはずで、それをどう受け入れるかを想像してみる良い機会かもしれません。
そこでじいさんばあさん若返るの理由は若者への教訓なのかという点も調べてみました。
年をとったらやりたいことができなくなると後悔しないための教訓
まずは年をとったらやりたいことができなくなると後悔しないための教訓という意見です。
作中で登場する「砂時計」には終わりがある事が分かっています。
2人の寿命は永遠なのかと思われましたが終わりがある事が示唆されているので、2人の寿命はそう長くない事が明らかになりました。
しかしそれを知った正蔵はホっとしています。
息子や孫を見送って自分たちだけ生き延びても仕方がないと考えていたからです。
その為、若返りを経験したじいさんとばあさんは、それぞれ残りの時間をどう生きるのかを考えながら日々を過ごす事になります。
さらに老夫婦を主人公にする事で「死」を考えさせる目的もあるのではないかとも言われています。
実際「葬式」という話では正蔵の友人の死が描かれていて、友人が無くなる年齢になった事を実感させる内容でした。
残りの時間が少ないからこそ、年をとってやりたい事ができなくなかったと後悔しないようにという教訓があるのではないかという事のようです。
若者へのよい夫婦の見本と教訓?
次に若者へのよい夫婦の見本と教訓という意見です。
突然若返ってお互いの見た目にドキドキしてしまいますが、内面が何よりも好きで長年連れ添ってきた夫婦。
常に相手に感謝したりさり気ない気遣いができたりと、見ていて本当に良い夫婦で良い関係を築いている事が伺えます。
イネの体調が悪い時も周囲は「大変そうだけどあの夫婦なら乗り越えていける」と話していました。
2人の仲の良さが周囲にも伝わっているという事が伺えます。
さらにイネの寿命の事を知った正蔵が自分の寿命を半分渡すシーンは、考えさせられた方もいたのではないでしょうか。
老いてもお互いを思いやれる夫婦の見本ではないかと思われます。
若い世代からも「理想の夫婦」という意見が多く見られました。
まとめ
今回はじいさんばあさん若返る正蔵とイネ若返りの理由は、若者へ教訓と新婚を楽しむ為なのか調べてみました。
原作は最終回が近づいているようですが、どのような終わり方をするのか気になるところです。
若返りの理由や正蔵とイネの生き方は若者への教訓になるのかなど、なかなか深い作品だと思います。
自分が正蔵とイネのような状況になったら、と考えるのも面白いかもしれませんね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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