【ワールドトリガー】ギーヴの声優は櫻井孝宏！逃亡者編はつまらない？

ワールドトリガーにはアニメオリジナルエピソードがあり、「逃亡者編」があります。

ただ、再放送からワールドトリガーを見ているという人にとっては、「逃亡者編」は全く知らないという人もいるでしょう。

実は、ワールドトリガー「逃亡者編」は、再放送では丸々カットされていて、第2期では無かったことになっていました。

ワールドトリガー「逃亡者編」はつまらないのか？について、ネットの評価も参考にしてお伝えします。

ワールドトリガー「逃亡者編」で登場する、「ギーヴ」の声を担当する声優は誰なのかも気になるので併せてお伝えします。

ワールドトリガー逃亡編に登場する「ギーヴ」って何者？

#ワールドトリガー ワールドトリガーまとめ : ★【ワートリ】ギーヴさまの黒トリガーが？ https://t.co/cYe9LDHSrb pic.twitter.com/0VjMvdmncx

— ワールドトリガーまとめ (@worldtrigger2ch) April 20, 2017

ギーヴはアニメオリジナルエピソード、「逃亡編」の主要人物です。

乱星国家（決まった軌道を持たず、自由に動き回る国家のこと）「エルガテス」から逃亡した少年少女・ゼノとリリスを追いかけてきたエルガテスの刺客として初登場しました。

見た目は黒マントを羽織った金髪の青年で、ゼノとリリスの追跡に自律型トリオン兵・カロンをパートナーとしています。

性格は冷静沈着ではあるものの、喜怒哀楽がはっきりしているタイプです。

戦闘中における振る舞いは粗がありますが、その実力は本物で、ゼノと同じように左腕のトリガーからトリオン兵の召喚および操作するだけでなく、「スコーピオン」に似た剣を用いて直接戦ったりもします。

またギーヴは黒トリガーの使い手でもありました。

黒トリガーを使用した際はカロンと連携して攻撃を繰り出し、同じく黒トリガーの使い手である遊真を追い詰めたほどです。

そんなギーヴの追跡ぶりはしつこく、特にゼノに対しては強い憎悪を抱いています。

曰く「かつて自分に屈辱を与えた」とのことですが、当のゼノは見覚えも心当たりもありません。

それどころかゼノの回想シーンにて、ギーヴと対面していないことが判明します。

（この謎はアニメオリジナルエピソード「逃亡者編」のネタバレと大きく関わっているため、ここから先「ネタバレを知りたくない！」とい方はスキップしてください！）

ギーヴの正体、それは人型トリオン兵のプロトタイプです。

ゼノが連れている少女・リリスもまた人型トリオン兵で、戦闘モードに移行すると見た目が変わり、驚異的な戦闘能力を振るえるようになります。

反対にギーヴは「失敗作」というレッテルが貼られており、黒トリガーも開発者であるDr.ラミアの力でした。

ギーヴはDr.ラミアに淡い想いを抱いているものの、当然というべきかDr.ラミアのほうは何の感情を持っていません。

その証拠にゼノへの憎悪はDr.ラミアが植えつけた偽りの記憶で、だからこそゼノの「本物の記憶」とすれ違っていたのです。

パートナーであるカロンはこの真相を知っており、ギーヴのことを「使い捨ての駒」とせせら笑います。

そんなカロンにギーヴは攻撃を仕掛けますが、Dr.ラミアへの恋心を消去されたり異形となったりなど散々な扱いをされました。

最期はカロンによって自爆モードを起動させられたものの、そのカロンを捕まえたまま自爆して消滅します。

つまるところギーヴは哀れな悪役というわけです。

ちなみにDr.ラミアがギーヴを刺客として放ったのは「もう使い道がないから、最期に花でも持たせてやろう」とのこと。

作中での境遇といい、再放送でカットされた（こればかりはギーヴのせいではありませんが）ことといい、何とも言えませんね。

ワールドトリガーギーヴの声を担当する声優は櫻井孝宏

ワールドトリガー、アニメオリジナルキャラのギーヴ。OPの「たとえ地球で君だけが孤独になったとしても」の歌詞のところで登場するゼノを見る度に「今一番孤独なのはギーヴだ」と思っています pic.twitter.com/qllvxlYvuZ

— めざし (@mzsh069) November 1, 2015

ギーヴの声を担当した声優さんは櫻井孝宏さんです。

東京都渋谷区代々木にある声優事務所「インテンション」に所属している男性声優で、1996年のテレビアニメ「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」にてデビューを飾っています。

メガネをかけていますが、実は伊達眼鏡です。

伊達眼鏡をかけている理由はデビューした際、事務所から「目つきが悪い」と言われたので少しでも印象を変えるためにかけたのが、きっかけだとされています。
（ちなみに視力は2.0あるそうです）

デビューした直後は役を得られないことが多かったそうですが、現在はゲーム・アニメ・吹き替え・CDなど様々なメディアから引っ張りだこな人気声優さんです。

櫻井孝宏さんが出演した作品と役柄です

などなどさまざまなジャンルの大人気漫画やアニメが勢ぞろいです。

上記のように櫻井孝宏さんは知的で冷静なキャラクターも演じることもあれば、正義感の強い熱血なキャラクターや変人なキャラクターまで多種多様な役柄を演じられる声優さんなんです。

ワールドトリガー逃亡者編はつまらない？

アニメのワールドトリガーは、リリスがギーヴを吸収して新しく中性のトリオン体に進化するという展開を希望しているのですが、リリスに惚れているゼノ様的にはあんまり嬉しくないかもなあと思っています(画像:イメージ) pic.twitter.com/GoigCArfVv

— めざし (@mzsh069) January 16, 2016

アニメ「ワールドトリガー」逃亡者編は放送当時、全15話（49話から63話まで）にわたって放送されました。おおよそ1期の中盤くらいです。

さて、このエピソードに対する反応は賛否両論です。

・「つまらない」
・「見なくてもいい」
・「逃亡者編やっているからアニメは今見ていない」

など徹底的に毛嫌いしているコメントから

・「けっこう好き」
・「SFの王道、人間と兵器のジレンマが描かれていてツボった」
・「悪くないと思う」

といった寛容な感想もあります。

こればかりは個人の主観なので、人それぞれですね。

否定派はいわゆるアニメオリジナルによって引き起こされる原作乖離を、肯定派はキャラの水着姿（通称、水着回）や少年漫画らしい展開、さらにはSFのオマージュなどを評価しています。

とはいえ後述する原作との矛盾は目につくため、それが気になる人は注意したほうがいいかもしれません。

ワールドトリガー逃亡者編のあらすじネタバレ！

『ワールドトリガー』新キャラのキャストに櫻井孝宏さんなど！10月よりアニメオリジナル「逃亡者編」スタート http://t.co/48wvhpWEx9 pic.twitter.com/tKIs3RXqDd

— にじめん編集部 (@nijimen) September 20, 2015

（以下がアニメ「ワールドトリガー」逃亡者編のあらすじですが、ネタバレを含んでいますので、その点をご了承したうえでお読みください。）

ついにB級ランク戦ラウンド4を目前に控えた玉狛第二（三雲）隊ですが、自分たちの弱さを痛感していました。

そこで修は少しでも成績を上げるため、強化合宿を提案します。

合宿場所は三門市から少し離れた「四塚市」。

さっそく四塚市で合宿に励もうとする玉狛第二（三雲）隊は、謎のトリオン兵を操る少年・ゼノと天真爛漫な少女・リリスと巡り合います。

乱星国家「エルガテス」から逃げているというゼノは千佳を人質にし、「自分たちを匿え」と要求したことにより、玉狛第二（三雲）隊はゼノたちと行動をすることに。

ところがその時、エルガテスからの刺客・ギーヴとカロンが襲いかかってきました。

エルガテス側との攻防を繰り広げる修たちはゼノとリリスが逃亡者になった理由を知ることになります。

実はリリスは人間型のトリオン兵で、彼女と心を通わせた天才エンジニアのゼノはリリスが実戦投入されるのが嫌で逃げ出したというわけです。

一方、ギーヴとカロンは思うようにいかない状況を打破するためにその起点となっていた修を連れ去ります。

捕らわれた修を助けるため、ギーヴたちとの戦いに決着をつけようとする遊真たち。

カロンにはとっておきの切り札があり、四塚市の市民から吸収したトリオンを全てギーヴに注ぎ始めたのです！

実はギーヴはリリスと同じ人間型のトリオン兵でした。

膨大なトリオンを取り込んだギーヴは段違いに強化されたものの、暴走状態になり、制御不能となります。

カロンはそんなギーヴに見切りをつけ、自爆モードを起動。

そのまま逃げ去ろうとしますが、ギーヴが拘束したことで彼と共に爆発によって消滅しました。

戦いが終わり、修理された宇宙船に乗って別な星を目指すゼノとリリスを見送った玉狛第二（三雲）隊は三門市に戻るのでしたーー。

ワールドトリガー逃亡者編の原作との矛盾

ワールドトリガー逃亡者編視聴完了！
アニオリの良作だった！
熱い展開のバトルだけじゃない！
ワートリキャラの魅力、アニオリだからこそ輝く日常パート！
『逃亡者編』だけあって常に緊迫してハラハラした状態で見れて正直、大満足でした！#ワールドトリガー #ワートリ#トリガーオン pic.twitter.com/kQ2PKxBAbs

— ニュービー (@Founderscolor) November 3, 2020

アニメオリジナルエピソード「逃亡者編」は

・「原作と矛盾している」
・「キャラ崩壊しすぎ」
・「コレジャナイ感ハンパない」

といった旨の反応が多々ありますが、「その通り」としか言いようがありません。

まず三門市以外の町で近界民が出現するのはありえないのです。

近界民の出現は門（ゲート）あってこそですが、この門はボーダーによる誘致システムによって三門市以外には開かないようになっています。

第二に玉狛支部で暮らしている男の子・林藤陽太郎がトリオン兵にボコボコにされたことです。

陽太郎はいつもカピバラの雷神丸と一緒ですが、実はこの雷神丸は「冠（クラウン）トリガー」という強力なトリガーで、「母（マザー）トリガー」という近界の星そのものと言える巨大なトリガーの直属でもあります。

その姿は様々で、だからこそカピバラでもありです。

雷神丸は「陽太郎を守る」という使命を請け負っており、陽太郎を守るためなら大暴れしてもおかしくないとされています（その際は三門市が火の海になっているとか）。

この設定を踏まえると陽太郎がボコボコにされても雷神丸が本領発揮しないのはおかしいというわけですが、おかしいのは「逃亡者編」の登場人物たちも同様です。

基本的にワールドトリガーの登場人物たちは思慮深いのですが、いつもより感情的になったり等その思慮深さが薄れている描写が多々あります。

他にも色々ありますが、いずれにしても原作の設定を無視するような展開が前述した反応を招いているのは確かです。

 

まとめ

アニメ「ワールドトリガー」逃亡者編の主要人物・ギーヴはいわゆる哀れな悪役で、声を担当したのは櫻井孝宏さんです。

逃亡者編は三門市から少し離れた「四塚市」を舞台にゼノとリリスという新キャラたちとともに修たちの活躍を描いたエピソードですが、正直言って賛否両論です。

それぞれの意見はそれぞれの根拠に基づいているものの、少なからず逃亡者編が原作の設定からかけ離れているのは確かだと思います。